いじめ問題・対策

ネットいじめ予防のため!親子で決めるスマホルール(2ページ目)

スマートフォンとネット利用は子供達の生活にとって欠かせないものになってきました。それと同時に、トラブルの場もネットに移行し、今では「ネットいじめ」の陰湿さが問題になっています。SNSにネットいじめの場が移ってきた現在では、「予防」の観点から親子でルールを作ることが大切です。

小野田 真里子

執筆者:小野田 真里子

いじめ問題・対策ガイド


【スマホルール作りの7つのポイント】
1、マナー 

スマホルール作りの7つのポイントは?

スマホルール作りの7つのポイントは?

利用してよい場所、時間帯、状況などを判断できるような「自分がされて嫌なことは相手にもしない」という黄金ルールをつくりましょう。

 

2、時間管理

スマホ利用時間を決め計画性のある生活を送るようにしましょう。スマホやネットは「時間泥棒」とも言われます。ながら利用をしないように、親子とも時間の大切さについて話し合いましょう。一度、一日の時間の使い方を付けてみて、チェックしてみてもよいでしょう。

3、金銭感覚 

利用限度額を超えなければよい、無料だからよいということではなく利用時間を決めて使用すること、毎月支払い明細を見て、内容を振り返り、利用方法や目的に対し、話し合いをして意識を高めることが大切です。


4、コミュニケーション

インターネットを通じてコミュニケーションを取る際に注意すべきことは、文字だけで相手に気持ちを伝えることは意外と難しいということです。受け取る側の気持ちを考える必要があります。複雑な内容は、直接会ってコミュニケーションをとることが大事だということも伝えましょう。

5、法律

常に日頃からニュースを見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。


6、役割、責任 

子供達が本来やらなければいけないこと(宿題、手伝いなど)が、ケータイやスマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を話し合いましょう。

7、自己防衛

外敵から身を護ることも大切ですが、攻撃されるような言動を慎むことも重要です。情報配信の危険と責任を理解させましょう。

そして、重要なことは、必ず「家庭ルールを守れなかったときののルール(メタルール)を策定することです。間違があったからといってすぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子供は問題を隠そうとします。

問題は時間が経過すればするほど大きくなります。いじめと同じで初期の段階で手を打つことが大切です。事態が大きくなる前に、親が子供に自問自答する機会を与えることが必要です。自分で、建設的なスマホ、ネット利用ができるように育てていくつもりで根気よく子供と向き合うことが大切です。

ネットトラブルのニュース等を題材に、日頃からネット利用のリスクなどの意見交換をしておくなど親子で意識を高め合いましょう。

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