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どうせ女子アナ風…女の婚活は個性を殺さなきゃダメ?

結婚相談所など「婚活のプロ」によると、男性ウケするプロフィールは「女子アナ風」と言われる、いわゆるコンサバ路線と言われることが多いはず。しかし、生涯の伴侶となる相手には、偽りのない自分で選ばれたいもの。個性を殺さず上手に相手探しをし、アピールできる方法を指南します。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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「婚活市場では女子アナ風がウケる」という定説とは

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自分らしくないファッションやプロフィールでモテてもうれしいとは思わない。だけど普段の自分のままでは出会いがない。そのままの私を好きになってくれる人は、どこにいるの?


「自分らしくないファッションやプロフィールでモテてもうれしいとは思わない。だけど普段の自分のままでは出会いがない。そのままの私を好きになってくれる人は、どこにいるの?」――そんな考えの独身女性は多いのではないでしょうか。

実際、結婚相談所や婚活アドバイザーなどの意見では、個性を強調するより「万人ウケ」するコンサバ路線、つまり女子アナ風のファッションにするほうがいいと言われます。

それはなぜでしょうか? 理由は明白。より多くの男性が掲げる条件にヒットするほうがマッチングする確率が上がるからです。

とはいえ、年齢や出身地は絶対に変えられませんし、体型や職業(収入)は変えるのが難しいものです。そこで自分次第で変えられる趣味やファッションを男性の好みに合わせよう、というわけです。親しくなってから本当の趣味を明かせばいい(または、明かさない)とアドバイスされるケースもあるようです。

婚活市場において「コンサバがウケる」という婚活のプロによるアドバイス自体は否定しません。でも、筆者は、本来の個性を隠すことには違和感を覚えます。

もともとコンサバ系のファッションが好きだったり、料理や生け花などの典型的な「いいお嫁さんになりそう」な趣味の持ち主だったら何も問題ありません。だからといって、そこから逸脱する「個性的な女性」がコンサバを装い個性を殺すのは、自ら「地のままでは、選ばれない」というレッテルを貼るようなもの。

「結婚したい」という目先の目標を重視して自分らしくない「女子アナ風」を装ったとしても、寄ってくるのは「女子アナ風の女性を好む男性」だけ。本来の個性を受け入れられるかは疑問です。あなた自身も物足りなさや違和感を覚え、結果的に、幸せな交際に発展しないでしょう。

もちろん、不潔な外見だったり、怠惰な生活だったり、モテ以前に大人として敬遠されるような人は論外ですが、最低限男性から「悪い印象」を抱かれないのであれば、無理に個性を殺す必要はないと考えます。

現状、なかなか出会いがないのであれば、何らかの改善策は必要です。その場合、変えるべきは「あなた自身」か「出会える場」。
個性を殺さずに出会いたいのであれば、つまりは「場」を変えるのが賢明な選択です。

果たして、それはどこにあるのでしょうか。


趣味や「好き」が同じ人の集まる場が、いちばんの近道

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好きなタイプと合うタイプは違う。長い目で見たら、合う人のほうが自分らしくいられるはず。


あなたの個性がファッションであれば、同じセンスを持つ人が活動してそうな場へ。
あなたが個性的な趣味を持っているのであれば、同じ趣味の人が集まるサークルへ。

それが、本当の自分のまま出会える、身近な「場」です。

「個性」といっても、奇抜なものだけではありません。
ビジネスの勉強が好き、週末はジムに通っているなど、日常的にひとりでやっている「好き」を共有できる相手とは気が合いやすいし、お互い「好き」なことを理解しているぶん、恋愛にも発展しやすいもの。

すでにそういった趣味の場へ出向いているのであれば、改めて「出会う」視点で周囲を見回し、勇気を出して話しかけてみることも重要です。

一方で、「同じ趣味を持つ仲間には、好みのタイプがいない」という意見もあります。

あなたが好むタイプがあなたの生活圏に生息していないのは、つまり「自分とかけ離れた趣味の人」が好みだから。

確かに、「好みのタイプ」と「自分に合うタイプ」は、必ずしも一致するとは限りません。

例えば、筋肉質のスポーツマンが好みだけれど、あなたはまったくスポーツをしない文化系女子だとします。おそらく仲良くなっても、休日の過ごし方や話題など、あらゆることでお互い「合わない」と感じてしまうでしょう。

単なる恋愛とは違い、婚活で求めるのは生涯の伴侶となる相手。長い結婚生活を考えたら、できるだけ「自分に合うタイプ」の中から「好みのタイプ」に近い相手を見つけるほうが、うまくいきやすいのではないでしょうか。


「あなたらしさ」でいい人とめぐり会う、ネット婚活

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リアルに出会いがなければ、ネットを活用してみよう。趣味の合う人や個性を好む人を探しやすいのは、ネットならではの利点です。



個性を殺さず、自分らしくいられる相手を探したいなら、あなたの個性そのものを好んでもらう……という方法もあります。立場や見た目、印象などに左右されず、「個性そのもの」をダイレクトに見てもらうにはどんな方法があるでしょうか。

自分と同じ趣味や「好き」を持つ人、自分の好みの外見など、複合的に合いそうな相手を効率よく探したければ、ネットを活用するのがお勧めです。たとえ仕事が忙しくてアフターや休日が少なくても、ネットならスキマ時間を活用できるし、検索すれば無限に出会いの場を増やせます。

筆者の周辺では「(自分は描けないけど)マンガを読むのが好き」な人が、「同人誌を作っている絵師」の人と、クリエイター投稿サイトで知り合って結婚する事例がありました。お互い違う立場ながらも「好きなもの」の方向が近く、尊敬したり応援できるいい関係になれたそうです。

例えば、ライトなニュアンスの婚活系サイトは、結婚相談所や婚活パーティなどの本気度の高いお見合いスタイルの婚活に比べて、「素」に近いメッセージのやり取りができます。ほかにも、SNSで趣味のサークルに参加するもよし、あるいは、あなた自身がブログで個性をアピールし、ファンになってくれた人と交流してみるのもひとつの方法です。

こういった趣味の合う人や個性を好む人を探しやすく、コミュニティをつくって交流できるのも、ネットならではの利点ではないでしょうか。


あなたの個性を好む相手なら、どんな出会いでも進展は早い

万人ウケではなく「あなたらしさ」でいい人とめぐり会うためには、ネットやSNSを使って出会いの母数を増やしつつ、「好き」の方向性が近い相手を見つけること。まずは何らかのアクションを起こしてみましょう。

「場」がネット上であっても、そこに生息するのは生身の人間。コミュニケーションはリアルと同じです。
そこで気が合う人に出会えれば、無理のない形で仲良くなれるでしょう。

ガチな婚活の場は「短期戦勝負」の場でもあります。「結婚できれば(相手は)誰でもいい」ほど切羽詰まっているからこそ、「早く選ばれる」手段のひとつとして、万人ウケを装うのです。

しかし、あなたらしく個性を生かしていい人とめぐり会いたいのであれば、短期戦で考えないこと。

急がば回れ、婚活中の人が集まっているとは限らない場でも、あなたと「好き」が同じ(または、あなたの個性を好む)相手に出会えれば、進展は早いと思いますよ!


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