敏感肌/敏感肌関連情報

季節の変わり目は要注意!敏感肌の原因と対策

私たちの肌はデリケート。ちょっとした気温や湿度の変化、またストレスなどによっても影響を受け、敏感に傾きやすくなります。気候や環境が変わりやすい季節の変わり目は特に要注意! 敏感肌の原因と対策を知って、まさかの肌トラブルに備えましょう。

城後 紗織

執筆者:城後 紗織

化粧品・時短美容ガイド

敏感肌=バリア機能が低く外的刺激を受けやすい肌

undefined

ある日突然、肌の調子が揺らぐことも。明日は我が身!?

実は、医学的に「敏感肌」という病名はなく、敏感肌かどうかを決める明確な基準は今のところありません。意識の問題なので、肌に不快な症状があり本人が敏感肌だと判断したら敏感肌、ということになります。

一般的には、肌が本来持っているバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなった状態のことを指し、赤みやかゆみ、カサつき、ヒリつき、発疹といった症状がみられるのが特徴です。

一口に敏感肌といってもいろいろなタイプがありますが、大きく分けると、常に敏感に反応してしまう慢性的タイプと、体調や環境の変化によってトラブルを起こしやすくなる一時的タイプに分類できます。


生活習慣の乱れや気候の変化、アレルギーなど原因はさまざま

undefined

アクセサリーなど、身近なところに原因があることも。

そして、敏感肌を引き起こす要因もさまざまです。睡眠不足や精神的ストレスによって生活リズムやホルモンバランスが崩れると、肌のターンオーバー(生まれ変わり周期)が乱れ、バリア機能が低下して敏感状態になります。また、気候の影響も大きく、気温や湿度が低下すると肌の代謝が落ちて水分が蒸散しやすくなり、バリア機能が弱まることも一因。

さらに、花粉やアレルギーによって肌が敏感に傾く場合もあります。大人の肌を悩ませるアレルギーとしては、以下のようなものが挙げられます。


花粉症

花粉がアレルゲンとなって、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、充血、そして皮膚のかゆみなどを引き起こします。鼻をかんだり目をこすることが肌への刺激になり、乾燥や肌あれなどのトラブルになる場合もあります。

金属アレルギー

ニッケルやクロムなど、金属が原因で起こるアレルギー。時計やアクセサリーなどが皮膚に触れると、かゆみやかぶれ、赤みなどの症状を引き起こします。歯の治療に使われる詰め物やブリッジが原因で症状が出ることも。

食物アレルギー

食物アレルギーの原因もさまざま

食物アレルギーの原因もさまざま

卵や小麦、牛乳、そば、ピーナッツ、甲殻類など、ある特定の食物を摂取した後に、免疫を介して症状が現れます。じんましん、湿疹、かゆみ、赤みといった皮膚症状が出る人が多いですが、呼吸困難やショック症状などを引き起こす場合もあります。

化粧品アレルギー

特定の化粧品成分に反応して、赤み、かゆみ、ほてりなどの症状を引き起こします。原因となりやすい成分としては、香料、色素、防腐剤、乳化剤、ヘアカラーの染料などが挙げられます。

紫外線アレルギー

紫外線(日光)を浴びることで、赤み、発疹、かゆみなどの症状を引き起こすアレルギー。日光過敏症、日光性皮膚炎とも呼ばれます。

アレルギーが原因の場合、敏感肌が慢性化しやすく、いったん症状が治まってもきっかけがあると再発するケースが多くみられます。医師の診断を受けて原因となるアレルゲンを特定し、日常生活から取り除くことが大切です。


予防期や回復期には敏感肌用ラインが味方に

undefined

肌が敏感に傾いている時はシンプルケアが基本。

肌に赤みやかゆみなどの症状が出ている時はまず、皮膚科医の適切な治療を受けるのが一番です。肌への刺激は極力避け、ぬるま湯で顔を洗い、ワセリンを塗って保湿して、積極的なスキンケアはお休みするのが基本。自力で治そうとあれこれ手を出すと、かえって症状を悪化させてしまうこともあるので要注意です。肌が落ち着いてスキンケアを再開する時には、肌への刺激の少ない化粧品を選びましょう。

普段のお手入れでは、保湿ケアや紫外線対策など、肌のバリア機能を高めて外的刺激から守るケアが重要になります。揺らがない肌を育んで、トラブルを防ぎましょう。

また、花粉の飛ぶ季節や生理前など、あらかじめ肌が不調になりやすい時期がわかっている場合は、その少し前から敏感肌用のスキンケアラインに切り替えるというのも一つの方法です。

最新の敏感肌用ラインは、肌の刺激となり得る成分をカットしつつ、エイジングケアや美白など、さらなる手ごたえを実感できるアイテムも増えているので、上手に活用して下さいね。いざという時のためにも、信頼できるブランドを知っておくと安心。こちらの記事もぜひ参考にして下さい。


関連記事

■私って敏感肌?と思ったら試したい低刺激スキンケアブランド10

【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で敏感肌ケア用品を見るAmazon で敏感肌ケア用品を見る
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    (ミーコ)明日きれいになれる!ビューティ特集&コラム

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます