女子ウケがいい!35歳からの好印象ファッションの正体とは?
「服装には気を使っているつもりだし、実際、同性(男性)からは反応がいいんだけど、なぜだか女性からは反応ないんだよな……」そんな悩みがある男性は多いのではないでしょうか。『ベスト・パートナーになるために:男は火星から、女は金星からやってきた』(ジョン・グレイ著/三笠書房)という本があるように、ファッションにおいても男女が好印象を感じるポイントは大きく違ったのです。そこで、のべ4,000人の買い物に同行してきたガイドからみた、「女子ウケがいい!大人のメンズ春ファッション」について教えます。
週末の好印象ファッションの正体は、ただのカジュアルではなく、エレガントカジュアルだったのです。これを実践するうえで、必要な3つのポイントをまとめました。
女性の心は「色」に反応する!
人の心はなぜ色に反応するのでしょうか?我々の目に映る色とは、反射した光の波長と言われています。視覚から得た光の波長が信号となって、脳に刺激を与えるからこそ、人の心は色に反応するのだと、私は考えています。ちまたで耳にする色彩心理学とは、それぞれの色の波長が心に与える影響をまとめた分野だったのです。ここでいう色とは、「黒・グレー・茶・グレー・カーキ」のようなベーシックな色ではなく、「赤・黄・オレンジ・ブルー・ピンク」といった、アクセントになる明るい・鮮やかな色を指します。もちろん、ベーシックな色に意味はありますが、女性が反応しやすい色は、アクセントになる色だからです。とはいえ、男性は気恥ずかしさから明るい色を取り入れるのを苦手とする人が多いのも事実。
そこで、アクセントカラー初心者にお薦めする「色の取り入れ方」は、ジャケットのインナーをカラフルにすることです!見える面積が限定されるインナーであれば、カラフルを着る違和感・気恥ずかしさを緩和できるはず!
ファッションを通じてチェックされる「第2の肉体」を重視する
ここでいう「第2の肉体」とは、服を着ているときに浮かび上がるボディーラインを指します。体を鍛えている男性は、ボディラインを強調するため、伸縮性があるストレッチ素材の服にこだわります。ピタッとしたボディーラインを演出するためです。一方、体型に自信がない男性は、服のボディーラインをぼかすことで「シルエットを隠す着こなし」をしがち。一見、合理的なアイデアに見えますが、たるんだ布は、シャープではなく、だらしない印象に見えるので、逆効果です。
なので、体型に自信がない=細身・恰幅がいい、どちらの場合も、ある程度ボディーラインを強調する着こなしをお薦めします。特に、手足がピタッとしたシルエットを意識しましょう!なぜなら、ピタッとした手足の印象は、洗練された印象をつくります。
10~20代のファッションシーンでは、「ビッグシルエット」と呼ばれるオーバーサイズのファッションもあります。しかし、主張が強いこれらのファッションは着こなす人や体型を選ぶので、コーディネートの難易度が高いのではないでしょうか?
週末ジャケットを「キーアイテム」にする!
週末ジャケットをキーアイテムにする、とはどういうことでしょうか。例えば、「ハット=おしゃれ」「白パン=清潔感」というように、同じアイテムを見て、8割の人が同じようなイメージをする服を、私はなりたい印象を作るための「キーアイテム」と呼んでいます。着るだけで何らかのイメージを象徴するこれらの服は、好印象を作りたいコーディネートにおいて非常に重宝します。そこでお勧めなのは、リラックス感がある襟のない「カットソー」に、大人っぽさを象徴する「週末ジャケット」を重ねるコーディネートです。着心地のよさに、35歳からの男性にふさわしい大人っぽさを担保します(参考記事「インナーで9割決まる!カジュアルジャケットコーデ術」)。それにより、ただの普段着カジュアルではなく、エレガントカジュアルを感じさせます。このエレガントカジュアルこそ、女性から好印象を得やすい週末服です。
そもそも多くの女性は、自分が着る場合も、相手が着る場合もキレイめファッションが好きです。男性は、基本的にリラックスしたカジュアルを好む傾向がありますが、女性はドレスを中心としたキレイな恰好を好む傾向があるようです。自分自身の好みだけでなく、女性の好みに合わせて自分をカスタマイズすることで、手軽に好印象ファッションは完成します!
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