眠ったはずなのに寝不足感? 快眠を妨げるNG夜習慣とは
寝る直前までスマホを見ると寝つきが悪くなりやすい
特に夜時間は、仕事や学校が終わってからの自由な時間になりやすいので、心身のメンテナンスタイムとしても活用することが出来ます。人間の体は夕方から夜にかけて自律神経の一つである副交感神経が優位に働きやすく、リラックスした状態は疲労回復にもつながります。その一方で副交感神経と反対の働きをする交感神経が優位に働くと、体や心の緊張状態をつくり出し、寝る直前まで頭が冴え渡ってしまうといったことも起こります。熟睡度をあげるためにも普段の生活習慣でこのようなことを行っていないかチェックしてみましょう。
■熟睡を妨げてしまうNG生活習慣
- スマホ(スマートホン)やパソコンの画面を寝る直前まで見ている
- 就寝時間が一定ではない
- 就寝前にカフェインを含む飲み物を飲む
- 寝る直前に食事をとる
- 寝酒をたしなむ
「お酒を飲むと眠たくなるから」といって就寝前にアルコールを摂取する人がいるかもしれませんが、これもなるべく避けたい生活習慣の一つです。アルコールによる睡眠は思いのほか浅く、途中で起きてしまったり、トイレが近くなったりといったことが起こりやすいため、熟睡しにくいと考えられます。
睡眠の質を向上させるために心がけたいこと
体を適度に動かして、心地よい疲労感を感じながら就寝すると寝つきがよく、翌朝の目覚めがスッキリしたと感じる人は多いと思います。眠気は体温が上がった状態から下がっていくときに起こると言われており、日中の適度な運動や就寝時間の一時間ほど前に入浴して体温を上げておくと、寝る時間に向けて体温が下がり眠気を催しやすくなります。夕方以降の時間は、睡眠の質を上げるための行動を心がけましょう。■睡眠の質を上げることが期待できる生活習慣
- 就寝前に湯船につかって入浴する(体を中から温める)
- 気持ちがリラックスできるような音楽やアロマなどを楽しむ
- 筋肉がほぐれるような軽いエクササイズやストレッチを行う
- 決まった時間にベッドに入るようにする
寝る前5分!簡単にできるナイトエクササイズ
入浴後に体が温まった状態で行うストレッチは心地よさだけではなく、熟睡度を高める上でもぜひ続けてほしいものです。ベッドの上などで簡単に出来るストレッチやエクササイズをご紹介しましょう。■背中を丸めたチャイルドポーズ
背中を丸めてゆっくりと呼吸を繰りかえそう
■足首を前後に動かすストレッチ
布団の中でも気軽に出来て、足のむくみにも効果が期待できる
■太ももの前を伸ばすストレッチ
太ももの前側は常に緊張しやすいので、就寝前にストレッチを行い筋肉をほぐそう
熟睡度を上げ、心身の疲労を翌日になるべく持ち越さないようにするためには、普段の生活習慣の見直しや、就寝前のナイトエクササイズなどの、ちょっとした行動が有効をもたらします。朝目覚めるたびに元気が出るような毎日を送るためにも、ぜひ出来るものから取り組んでみてくださいね。