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「川の博物館」は遊べる&学べる体験型テーマパーク(2ページ目)

川の博物館(かわはく)は、河川面積の割合が日本一の埼玉県ならではの施設。川をテーマとする全国的にも珍しい博物館です。展示物を受身の姿勢で見るだけではなく、水に親しみながら水や川について楽しく学べる体験型で、屋内・屋外に多種多様の趣向がちりばめられています。

大林 等

執筆者:大林 等

埼玉ガイド


アクティブなイベント満載の本館展示室

ファミリー広場の南側に本館展示室が建っています。荒川と人々のくらしとの関わりをメインテーマとしています。多種多様の展示を通して、川の治水や水運の歴史が物語られていますが、静止したものを見るだけではなく数々のアクティブなプランが練られてします。

荒川と人々のくらしとの関わりをテーマとする本館展示室

荒川と人々のくらしとの関わりをテーマとする本館展示室


鉄砲堰実演、荷船解説、船車解説などのイベントも盛りだくさんです。鉄砲堰(せき)実演では実際に丸太で小型ダムの堰を作り、水を貯めた後に堤を壊し木材を下流に押し流します。堰が切られた瞬間の水の大きなエネルギーを間近で感じ取ることができます。南壁の大型のパノラマスクリーンに、鉄砲堰・荷船の様子が映し出されると、まるで劇場にいるかのよう。

他にも大画面に連動して座席が動くアドベンチャーシアターを備えています。川面や空から、スリリングに川を下るバーチャル体験までできるのです。

本館展示室での鉄砲堰実演イベント

本館展示室での鉄砲堰実演イベント


南壁の大型のパノラマスクリーンに映し出される鉄砲堰の様子

南壁の大型のパノラマスクリーンに映し出される鉄砲堰の様子


本館展示室前の細長い建物は渓流観察窓です。トンネルのような空間の中では、イワナ、ヤマメ、カジカ、アブラハヤ、ヤリタナゴ、シマドジョウ、カマツカなどが泳ぐ姿やエサを食べる様子を観察することができます。

トンネルのような空間の渓流観察窓

トンネルのような空間の渓流観察窓


ウォーターアスレチック施設の「荒川わくわくランド」

さらに敷地の西には、ウォーターアスレチック施設の「荒川わくわくランド」が設けられています。ユニークなオリジナル遊具にチャレンジしながら、流力、浮力、圧力、抵抗など水がもつ科学的な性質や、治水、利水のしくみを肌で学びとる仕掛けとなっています。

ウォーターアスレチック施設の「荒川わくわくランド」

ウォーターアスレチック施設の「荒川わくわくランド」


ユニークなオリジナル遊具にチャレンジできる「荒川わくわくランド」

ユニークなオリジナル遊具にチャレンジできる「荒川わくわくランド」


博物館の広い敷地の中には、バラエティーに富んだ趣向が溢れています。博物館は展示物を受身の姿勢で見るだけではなく、水に親しみながら水や川について楽しく学べる体験施設なのです。

本館展示室の展望台から見る「川の博物館」

本館展示室の展望台から見る「川の博物館」


【川の博物館】
住所:埼玉県大里郡寄居町小園39
TEL:048-581-7333
公式ホームページ:http://www.river-museum.jp/
アクセス:東武東上線鉢形駅より徒歩約20分
地図情報

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