一人暮らしの引越

一人暮らしの引越プランにはどのようなものがあるのでしょうか。これから引越をする予定の方が知っておきたい情報をまとめました

「単身プラン」や「単身パック」といった一人暮らし向けの引越プランを耳にしたことがある人も多いはずです。でも、普通の引越と一人暮らし向けではどう違うのか、ご存知でしょうか。

実は、引越業者によって一人暮らし向け引越プランの名称は様々で、そのサービスの内容も大きく異なります。その違いやメリット・デメリットを知った上で申し込まないと、損をしてしまうことも。一人暮らし向け引越プランの違いや選び方、また気になる引越料金の計算方法もご紹介します。


一人暮らし向けの引越プラン、何がどう違うの?

一人暮らしの引越プラン

一人暮らしの引越プランは大きくわけてふたつ。トラック貸し切りか、コンテナボックスか。それぞれメリット・デメリットがあります

一人暮らし向けの引越のプランには大きく分けて2種類の方法ありますが、引越プラン名称だけでは判断できないことがほとんど。プランの中身を見ていく必要があります。

ひとつは「トラックを貸し切りにして行うもの」。家族向けも含む一般的な引越方法がこちらです。そして、もうひとつが「コンテナボックスを利用したもの」。これが荷物の少ない一人暮らし向けとして「単身パック」などと呼ばれることが多いです。それぞれを詳しく解説します。

■トラックを貸し切りにして引越
トラックを貸し切りにして荷物を運ぶ、一般的な引越方法です。

荷作りや荷解きは自分で行い、搬出搬入は引越業者にお願いできます。一人暮らし向けに軽トラックなどを利用したり、作業員を少なくしたり、日時の指定を引越業者の希望に合わせたりすることで、料金を抑えたプランになっています。大きな家具が複数あったり、荷物が多い一人暮らしには、こちらのプランがおすすめ。

このプランは、どこの引越業者でも行っているもの。自分のためにトラックが一台用意されるので、荷物が積みきれないという心配はあまりありません。また、段ボールや布団袋など梱包に必要なものが無料で提供されることも多いので、荷作りが進めやすいというメリットもあります。

■コンテナボックスを利用した引越
一人暮らしなど荷物の少ない人に向いていて、トラックを貸し切るよりもリーズナブルな引越方法です。

引越業者が用意したコンテナや専用ボックスに荷物を積み、他の引越しのコンテナとともにトラックに混載して運びます。荷造りは自分で行う必要がありますが、大きな家具も含め搬出搬入、設置は引越業者が行ってくれるところがほとんど。よく「単身パック」と呼ばれるものがこのプランを指していることが多いですが、「単身パック」というのは日通による一人暮らし向け引越プランの名称です。

このプランを取り扱っている引越業者は、日通(単身パック)・クロネコヤマト(単身引越サービスなどで、決して多くはありません。また、コンテナは各業者ごとで幅や奥行き、高さが決められているため、そこに荷物が収まることが前提。予想よりも荷物が多く、コンテナが複数になったり、別便で荷物を運ばなければならなくなると、むしろ割高になることがあるので、注意が必要です。

また、他の引越のコンテナを混載するため、トラックは複数箇所を回ってコンテナを積み込み、降ろしていくため、近距離であっても、基本的には運び出したその日のうちに新居に荷物が届くことはありません。


大手引越業者の一人暮らし向けプランの特徴は?

一人暮らしの引越プラン

大手引越業者の一人暮らしプランをまとめました。自分に合うプランを探してみましょう

■アリさんマークの引越社『ミニ引越しプラン』
トラック貸し切りのプラン。荷物量は最大でも、3畳程度の広さに入る量が目安です。注意したいのは、利用できるのが同一区内・同一市内の5km以内の引越に限るということ。また、引越の日時のご指定ができません。
ミニ引越しプラン

■サカイ引越センター『せつやくコース』『ご一緒便コース』
サカイ引越センターは一人暮らし向けのプランは特に用意していませんが、荷物が少なく費用を抑えたい場合におすすめのプランが『せつやくコース』『ご一緒便コース』です。

『せつやくコース』はトラック貸し切りのプラン。『ご一緒便コース』はコンテナのように大きさの制限はありませんが、他の引越と混載して運ぶプラン。同一方向の荷物と一緒に運ぶので、荷物の到着日は指定できません。
せつやくコース
ご一緒便コース

■日通『単身パック当日便』『引越し単身パックS・L』『単身パックX』
日通は一人暮らし向けに複数のプランを用意しており、荷物量や距離によって『単身パック当日便』『引越し単身パックS・L』『単身パックX』から選ぶことができます。

『単身パック当日便』はトラック貸し切りのプランで、車で30分程度の距離で、作業時間が4時間以内を目安とした引越に対応しています。トラック貸し切りのプランは訪問見積もりが多いのですが、このプランは訪問不要となっているので、無理に契約を迫られたりする心配がなく安心です。

『引越し単身パックS・L』はコンテナを利用した引越プラン。Sは横108×奥行74×高さ155cm、Lは横108×奥行104×高さ175cmのコンテナとなっています。ベッドやソファ、自転車などがあると、難しい量です。

それよりも荷物が多い場合は『単身パックX』でより大きな専用コンテナを使い、鉄道で輸送します。目安として150km以上の遠距離の引越が対象のプランです。鉄道の運行状況によっては、荷物の到着までに時間がかかることも。発着地域にあわせたパック料金になっているので、値段がわかりやすくて安心です。
単身パック当日便
引越し単身パックS・L
単身パックX

■クロネコヤマト『単身引越サービス』『単身引越サービスmini』
コンテナを利用したプラン。『単身引越サービス』は横104×奥行104×高さ170cm、『単身引越サービスmini』は横104×奥行104×高さ130cmのコンテナとなっています。なお、miniは利用できないエリアもあるので、注意が必要です。
単身引越サービス
単身引越サービスmini


引越料金は、どうやって計算するの?

引越料金の計算方法

引越料金の計算方法がわかると、見積書の中身が理解できるようになります。値引き交渉にも使える!

引越業者を選ぶとき、まずは見積もりを依頼して値段やサービスを比較検討することになりますが、見積もりを見ても高いのか安いのか判断できないことがよくあります。引越料金は荷物量や距離、日時によって大きく変わるため、「一人暮らしの引越の相場はいくら」と言いきることができませんが、計算方法を知っておくと、見積もりを読み取りやすくなります。

 
■トラックを貸し切った引越の計算方法
引越し料金 = 運賃(基本料金・割増料金など) + 実費 + 附帯サービス料 

運賃の基本料金は、引越業者ごとにトラックの大きさと作業時間もしくは距離によって定められています。そこに休日や早朝、深夜の場合の割増料金などを加えたものが運賃です。

実費には、作業員の人件費や、梱包や養生にかかる費用、また高速道路などを利用した場合の料金などが当たります。また、付帯サービス料とは、いわゆるオプション料金のこと。エアコンの取りつけや取り外し、ゴミの処分などを依頼した場合の料金です。

見積もりをもらったら、それぞれの項目の内訳を確認し、比較してみましょう。他社と比べて極端に高い項目がないか、不要なものが入っていないかを確認すると、値下げ交渉にも使えます。

■コンテナボックスを利用した引越の計算方法
コンテナを利用した引越では、コンテナの数と発着場所によって決められた一律のパック料金を公開しているところも多いので、比較検討しやすいです。コンテナ利用の見積もりは訪問見積もりではないので、直接契約を迫られる心配はありません。複数社から見積もりをもらって、荷物量などを見ながら、じっくり検討してみましょう。


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