時事問題をしっかりとおさえておくことで、得点をグッと伸ばす

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選挙権が18歳以上に

インフルエンザやノロウィルスが猛威を振るう中、中学受験生たちの体調管理はうまくいっているでしょうか。ラストスパートのこの時期にこそ、学んでほしいのが時事問題です。

近年は社会だけでなく、理科の時事問題を出題する学校が増えてきています。時事問題をしっかりとおさえておくことで、得点をグッと伸ばすことも可能です。しっかりと対策を立てて入試に臨みましょう。そこで毎年恒例、今年話題となったトピックの中から、中学入試に特に出題される可能性の高いものを6つピックアップし、ご紹介していきたいと思います。

2016年は「選挙イヤー」。選挙にまつわる話は必ず狙われます!

2016年6月19日、改正公職選挙法が施行されました。これにより選挙権年齢が20歳から引き下げられて、18歳から投票できるようになりました。その権利を18最・19歳の若者が初めて行使したのが7月10日に投票がおこなわれた「第24回参議院議員通常選挙」です。

参議院議員選挙では、「法の下の平等」に反する一票の格差を是正するために初めて「合区」という制度も導入されました。これは「鳥取県と島根県」「高知県と徳島県」を一つの選挙区にまとめ、定数を2としたものです。ほかに定数が減少したのは宮城県・新潟県・長野県の3県で、合計10人が減らされました。一方で東京・北海道・愛知県・兵庫県・福岡県の5県では定数が2人ずつ増やされて、結局全体では参議院議員の定数は242人のままでした。

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のり弁(黒塗りの機密文書)

7月31日には東京都知事選挙もおこなわれましたね。こちらももちろん投票は18歳以上です。この都知事選では小池百合子氏が「都民ファースト」を合言葉に初当選しました。小池百合子氏といえば「のり弁」と呼ばれた黒塗り書類も話題となりましたね。くしくも、参議院議員と知事はともに、被選挙権(立候補できる年齢)が30歳以上となっていますので、入試で出題される可能性は非常に高いと思われます。「参(3)議員と知事さん(3)は30歳」と覚えましょう!

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北方領土の歴史

プーチン大統領来日で北方領土問題に注目が集まるかも!

2016年12月15日にロシアプーチン大統領が来日し、安倍晋三総理大臣と首脳会談をおこないました。12月という時期は各校ともにすでに入試問題の作成は終えていますが。プーチン大統領の来日はずっと以前より決まっていましたので、それを見越して問題を作成することは充分考えられます。注意が必要ですね。

ここで北方領土についてまとめておきましょう。北方領土とは、択捉島国後島色丹島歯舞群島のことで、日本固有の領土ですが現在ロシア連邦が実効支配を続けており、日本とロシアの間における領土問題となって未解決のままです。

ここで北方領土の歴史を少しまとめてみたいと思います。18世紀初め(江戸時代中期)ころにロシアは千島列島に探検隊などを送り、ラッコの捕獲などをおこなってきましたが、択捉島のすぐ北にある得撫(ウルップ)島を越えて南下してきたという記録はありません。1798年に近藤重蔵らが択捉島を探索し「大日本恵土(登)呂府」の標柱を立てました。

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北方領土(択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島)

1875年
の「千島・樺太交換条約」で樺太全島をロシア領にするかわりに、得撫島以北の千島列島を日本領とすることが決められました。その後第二次世界大戦がはじまり、終戦まじかの1945年2月におこなわれた、米・英・ソによるヤルタ会談によって、ソ連参戦の条件として「千島列島をソ連に引き渡す」ことが決められます。これをもとに、ポツダム宣言受諾後、ソ連が北方領土に侵攻し、以降実効支配を継続しているのです。北方領土をめぐる歴史について、もう一度まとめ直しをしておくとよいかもしれません。

次のページには、理科に関する時事問題についての予想です。