ネット上に蔓延する嘘の情報
ネットに溢れる嘘情報の見抜き方とは?
インターネットでデマや嘘の情報に騙されないためにはどうすればいいのでしょうか。デマや嘘を見抜く方法について解説していきます。
嘘の見抜き方1.“検索結果上位“を安易に信用しない
Googleなどの検索結果で上位に表示されている記事だとしても、有効な情報がある可能性が高いと判断されただけであり、その情報の正確性が保証されているわけではありません。検索上位のサイトだからと言って安易に信用してはいけないのです。たとえばWikipediaは検索結果上位に表示されることが多いですが、誤りを含む内容が目立つことはよく指摘されています。嘘の見抜き方2.発信者が誰なのか、情報源を確認しよう
情報が信頼できるかどうかは、信頼できる情報源のものかどうかで確認できます。政府や省庁など公的機関が出している情報は信頼できると考えて良いでしょう。新聞などの信頼できるメディアに掲載された記事、企業などが公式に出したリリースなども情報元として信頼性が高いでしょう。同じメディアでも、発信している情報に責任を持たないメディアの記事はあまり信用できず、ライター・発信者が無記名の記事も信頼性は高くありません。個人が発信している情報は、当人のプロフィールを確認した上で、前後の発言などを確認すると信頼できるかどうかがある程度確かめられます。
なお、信頼できる友人・知人からの情報でも、彼らが騙されているだけの可能性があるので、それだけでは信頼してはいけない点には注意が必要です。
嘘の見抜き方3.複数の情報源を当たろう
気になる情報があったら、必ず複数の情報元に当たるようにしましょう。例えば医療関係情報なら、他の複数のサイトでも同じように記述されているかどうかで、情報の信頼性が判断できます。ただし医療・健康関連情報はあくまで参考にするに留め、もしも自身の健康状態について気になる点があるのなら後日必ず医療機関で専門家に診てもらうようにしましょう。複数のソースを確認することで、デマに踊らされる危険も防げます。熊本県地震の際、「熊本の動物園からライオンが逃げた」というデマをTwitterで流して20歳会社員が逮捕されました。この場合も、情報源がこのツイートしかないことが分かれば、デマの可能性が高いことは判断しやすかったはずです。もし本当にライオンが逃げていたら、ソースが一つしかないということはありえません。
このとき投稿されたライオンの画像は外国の映画撮影時の写真の使い回しでした。画像検索すると、その画像がオリジナルか、他の画像の使い回しでないかどうかもわかります。Googleの画像検索で、検索窓に検索したい画像をドラッグ&ドロップすると検索できます。
類似画像検索サイト「TinEye Reverse Image Search」を使えば、画像を反転などさせていても元画像が検索できます。
Googleの画像検索
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