番組では紹介しきれなかった掃除グッズをご紹介
TBS系『マツコの知らない世界』に、“1000種類の掃除グッズを試した主婦”として出演した掃除・家事・子育てガイドが、番組企画「スキマ掃除の世界」では取り上げられなかったけれども是非お伝えしておきたい掃除グッズについてご紹介したいと思います!番組企画「スキマ掃除の世界」では取り上げられなかった掃除グッズをお届け!(画像は番組公式Facebookより引用)
人類の叡智が詰まっている!? 掃除グッズの魅力とは
市販の商品であれ個人のアイディア品であれ、あまたの掃除グッズを試用しながらいつもガイドの脳内を去来するのは、「よくこんなモノ考えついたなあ~」という感心と驚きです。とくに商品化しているモノについては、この掃除グッズを世に送り出すためにどれほどたくさんの人の手を経て来たのか、どれほどたくさんの人の叡智が詰め込まれているのかと想像するだけでもう胸が熱くなります。そしてそんな「こんなモノ」(褒め言葉です!)を使って掃除ができる我が身の幸福を噛みしめるのです。
言ってみれば、住まいの「スキマ掃除」などというのは、目立つわけでもお客様にお見せするわけでもなく、急を要するわけでもない、いわば趣味の掃除。贅沢な掃除場所と言っていいでしょう。存分に味わわなければ損というものです。
そんなスキマ掃除の友、掃除グッズや奇態なアイディア、でも番組では尺の関係でご紹介のかなわなかった3品をここでご紹介したいと思います。
レジ袋と古い靴下(家にある廃品利用)
このタッグは、およそ5年前に集英社『MORE』誌で最初にご紹介し、驚きをもってご好評を得たもので「ミニマムな一人暮らしの女性が暮らしているような、どんな家にも必ずある道具」としてガイドが考案しました。この2つ、皆さんのお宅にも、きっとありますよね。使い古した靴下とレジ袋を組み合わせれば、立派な掃除アイテムに!
スーパーやコンビニで貰える「レジ袋」に、穴のあいたような「古い靴下」を被せ、主にトイレの便器のふち裏などのスキマをお掃除します。手先ですから細部に入り込みやすく、かつ汚い場所の掃除をしたあとにはレジ袋ごとひっくり返して捨てられますので後始末の手間がありません。
靴下に「重曹」や「トイレ用洗剤」を適宜付ければ洗浄力も増します。大掃除時季の片付けや衣類整理と併せて、何組もご用意いただけるのではないかと思います。家じゅうの(あんまり触りたくない)いろんなスキマで是非お試しください!
シャボン玉洗たく槽クリーナー(シャボン玉石けん株式会社)
住まいには人の手でも入り込めないスキマも多々存在します。そのひとつが、「洗濯機の洗濯槽」。いわゆる縦型の全自動洗濯機というものは大きなステンレスバケツの内側に大きなザルを入れたような構造になっているものなのですが、そのザルとバケツのスキマに洗剤カス、衣類の繊維、黒カビなどが溜まり増えやすいのです。ただ場所が場所だけにおいそれと掃除もできません。このようなスキマの汚れには水と言う物理の力と、過炭酸ナトリウムという化学の力の合わせ技が有効で、かつこの「洗濯槽クリーナー」に添加されている石けん成分がカビなどを剥がしとるのに大きなパワーを発揮するのです。カビやゴミが、ベロベロ取れるのです。
ガイドの自宅の洗濯機(ドラム式)では残念ながら使用できないのですが、その威力は多数の(撮影などで訪れた)お宅で立証済みです。洗濯のあと怪しい黒いゴミ(ピロピロワカメとも言います)が洗濯物に付くのが気になるような方は、ぜひスグにお試しを!
スコッチ・ブライト バスシャイン 抗菌スポンジ(スリーエム・ジャパン)
浴室、浴槽の蛇腹蓋の三角形のスキマ、掃除しにくいですよね。カラン(蛇口周り)と壁のスキマ、壁と床との間(90度)、ドアスリット、などなど、水周りには得てして掃除しにくいスキマが多数あるものです。もちろん個別に掃除グッズを用意してそういった厄介な場所の掃除にあたっても良いのですが、できればそこにいつもある道具で手早く終えてしまいたい。毎日掃除するような場所であるほど掃除グッズにはまあまあ多機能性を求めたくなってしまうのが家庭の家事当事者のサガなのではないかと思います。
そんなささやかな欲望にピッタリはまるのが、このスポンジの「角」なんです。しかも「頭」と「両脚」の角の角度が異なっている(脚の方が鋭角め)。こにくらしいポイント。ひっかけなくても自立するので水切れも良く、臭くなりにくいという特性もあります。
発売当初は東急ハンズまで行って購入していたのですが、最近ファミリーマートに置かれているのを発見しました。価格も200~300円と決して高くありませんので、一度使ってみてはいかがでしょうか。