写真家の個人美術館

植田正治写真美術館

自然とコンクリートとのコントラストが美しい 植田正治写真美術館
 

一人の写真家の作品を収蔵した美術館を紹介します。どの美術館も、その写真家だけでなく、その人にまつわる写真家、影響を与えた、与えられた写真家についての研究や企画展も盛ん。新しい発見があるはずです。

■植田正治写真美術館(鳥取県)
~海外にも知られた“植田調”をダイナミックな大山の眺めとともに鑑賞

植田正治

植田正治 『少女四態』(1939年)

鳥取の地を愛し、鳥取の写真を独自の作風で撮り続けた、世界的にも評価の高い写真家である植田正治の作品を収蔵する美術館。高松伸によって大山を美しく眺められるように設計された建物の形態は、植田の代表作の一つ『少女四態』の構図が設計の際にモチーフになったといわれています。

また、映像展示室の壁面に取り付けられた最大直径600mmという世界最大級の大きさを持つカメラレンズから逆さまに映し出される大山も必見です。

大山

コンクリートの隙間から見える大山

<DATA>
住所:鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
TEL:0859-39-8000
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:火曜(祝日の場合は開館、翌日休館)、12月~2月末、展示替期間
公式サイト


■土門拳記念館(山形県)
~一流クリエイターたちが作り上げた日本初の写真専門美術館
外観

周辺の散策も楽しい美術館

「古寺巡礼」「筑豊の子供たち」など、日本の写真史に大きな足跡を残した写真家、土門拳の作品を収蔵する日本初の写真専門美術館。約7万点の土門作品を収蔵しています。

建物はニューヨーク近代美術館/MOMA(新館)や豊田市美術館を設計した谷口吉生、銘板やポスター・チケットは東京五輪のポスターを手がけた亀倉雄策、中庭の彫刻やベンチは彫刻家イサム・ノグチ、庭園やオブジェは勅使河原宏と、美術館の創設にかかわったのは一流のクリエイターたち。細部までこだわりぬいたすばらしい空間で、土門拳の世界を堪能できます。

どもん

くつろぎながら鑑賞できる館内

<DATA>
住所:山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)
TEL:0234-31-0028
開館時間:9:00~16:30
休館日:
12月~3月:月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始、展示替期間
4月~11月:展示替期間
公式サイト


■入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良県)
~奈良の歴史、自然、そして人々の記録をたどる~
黒川紀章

大きな屋根がインパクト大な美術館

東大寺境内に居を構え、生涯に渡って奈良大和路の美しさを追求した写真家、入江泰吉の約8万点に及ぶ作品のほか、奈良にまつわる写真作品を収蔵する西日本で初めて設立された写真美術館。

古寺の多い環境に配慮し、調和を重んじて設計された瓦屋根が特長の建物は、国立新美術館を設計した黒川紀章によるもの。館内のカフェから眺める美しい水庭も必見です。

薬師寺

入江泰吉・薬師寺塔遠望

<DATA>
住所:奈良県奈良市高畑町600-1
TEL:0742-22-9811
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)
公式サイト
※ただし開館時間の延長及び、臨時開館している場合もありますので、美術館まで 直接お問い合せください。


※入江泰吉記念奈良市写真美術館は 関西の美術館でも紹介しています。

以上、オススメの写真美術館を紹介しました。

写真を鑑賞するときは、その変化もあわせて撮影した人は、なぜこの写真を撮ろうと思ったのか、どのように撮影したのか? どうしてこの構図で撮ろうと思ったのか? 自分ならこう撮るかも、と、自分の心と対話しながら鑑賞すると、よりいっそう写真を見ることが楽しくなってくるはずです。

皆さんのお気に入りの写真や、写真家さんをぜひ見つけてみてくださいね!


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