ホンダ・新型フリードとトヨタ・シエンタを徹底比較!

新型フリード

9月16日より発売されている新型「FREED(フリード)/FREED+(フリードプラス)」


今や3列シートミニバンは国内市場で重要な車種である。ライバルであるトヨタ・シエンタに流れるお客を食い止めるべく、発売前から盛んにティザー(事前宣伝)を行っていたフリードが正式発表となった。果たしてシエンタより魅力的だろうか? ティザーでは公表されていなかった価格や詳細な装備内容まで含めて考えてみたい。

「ホンダセンシング」をどう評価するかが分かれ目

まず売れ筋グレードだけれど、シエンタと同じ傾向だと思う。比較的年齢層の高いユーザーはハイブリッドのフル装備モデルを選び、若いユーザーの皆さんをみると普通のエンジンの自動ブレーキ付きの中間グレード。親子3世代で乗ることが多いクルマということもあり、お爺さん世代は高価でもハイブリッド。中間世代だとコスパを考えるワケ。

リーズナブルな普通エンジンから紹介しよう。おすすめグレードは自動ブレーキと両側電動スライドドアが標準装備になる『G・ホンダセンシング』(210万円)。ミリ波レーダー+単眼カメラを使うホンダセンシング、2リッター以上の高額車だと平均的な性能を持つ自動ブレーキという評価ながら、コンパクトカー級なら優秀。

シエンタの自動ブレーキは歩行者を判別出来ない上、クルーズコントロールさえ付かない。フリードのホンダセンシング、完全というレベルでないものの歩行者を検知可能。しかも車間距離制御クルーズコントロールや、レーンキープサポート機能まで付く。シエンタより2ランクくらい優れた機能&性能を持つと思っていい。

新型フリード

車間距離制御クルーズコントロールは、約30km/h~約100km/hで作動。高速道路などでのロングドライブに役立つ


なかでも車間距離制御クルーズコントロールは、ロングドライブするときなど便利。逆に「クルーズコントロールなんか使ったことないし今後も不要」という人だと、シエンタにオプションの自動ブレーキ付けた203万4327円の方がリーズナブルに感じることだろう。もう少し細かく書けば、シエンタは革巻きハンドルなど標準装備。

装備の質まで大雑把に評価すると、10万円くらいシエンタの方が安いと思う。繰り返すが「高速道路のロングドライブや渋滞で大いに役立つ車間距離制御クルコンの無いクルマは買わない」と決めている私のようなユーザーだと、シエンタというチョイスは最初から無い。このあたりは自分の使い方で選べばいいだろう。

新型フリード

室内の使い勝手は、シエンタと甲乙つけがたい


ちなみに室内の使い勝手を比べると、シエンタと甲乙付けがたし。2列目にチャイルドシートを装着し、残る3列目シートのスペース(親子3世代だと大人2人が座る)も似たようなもの。迷ったらトヨタとホンダというブランドイメージや、デザインの好みで決めればいいと思う。値引きも若干違うかもしれません。

ハイブリッドは損か得か?

ハイブリッドは損か得か。価格表をチェックしたら39万6千円差(LEDヘッドライト含む)。実燃費の差がどの程度か不明ながら、どちらもJC08燃費の70%とすれば、走行1万kmで2万5千円くらいガソリン代が違う。10万km走って25万円差ということ。私なら迷うこと無く普通のエンジンを選ぶ。


最後にもう一つライバルを。同じホンダのステップワゴンは売れ行きが伸び悩んでいるため絶賛値引き中。40万円も可能だ。狙いをステップワゴンに絞って値引き交渉し、そこで出た数字をフリードと比べてみたらいいだろう(最初からフリード狙いだとステップワゴンの値引き幅が小さくなる)。当然ながら室内スペースはステップワゴンの方が広い。


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