忙しい女性にこそおすすめな「ゴールデンタイム美容」
時短美容に役立つゴールデンタイム美容法とは?
ヨーグルト腸活のゴールデンタイムは「夕食後」
タイミング一つで便秘解消効果に違いが
便秘解消のため、朝食代わりにヨーグルトを食べているという人は多いのではないでしょうか?
しかしながら、便秘外来を日本で初めて開いたことで知られる順天堂大学医学部の小林幸弘教授によると、腸が最も活発に動くゴールデンタイムは午後10時~午前2時頃。このタイミングに入る2~3時間前にヨーグルトを食べておくと、腸内環境改善への効果が期待できるそう。つまり、ヨーグルトを食べるタイミングを夕食後あたりにすると、便秘解消にさらなる効果を発揮する可能性が。便秘に悩む人は試す価値ありです。
おやつのゴールデンタイムは「午後3時」
もう天敵とは言わせない!?
ダイエット中でもついつい手が出てしまうおやつ。ダイエットの天敵と思われがちなおやつですが、適切な量と時間を守れば、悪影響ばかりでもありません。おやつとして甘いものを少量摂ることで、空腹ストレスが減り、次の食事の量が減らせたり、急激な血糖値の変化を防げるというメリットもあります。
そんなおやつを食べるのにベストなゴールデンタイムといえば、午後3時。その理由は、細胞に脂肪を溜め込む作用を持つBMAL1(ビーマルワン)というタンパク質が、1日のうちで最も少なくなるのが午後3時だから。昔ながらの「3時のおやつ」は、理にかなった食習慣だったのですね。
脂肪燃焼のゴールデンタイムは「午後4時~6時」
仕事帰りや夕食前に運動タイムを設定してみては
健康的なダイエットに運動は不可欠といえますが、脂肪燃焼を高める運動のゴールデンタイムは、午後4時~6時。自律神経の一つである交感神経が活発になるのがこの時間帯なのです。交感神経が優位になっている時間は、心拍数が高く、筋肉の血流量が増えるため、最も効率よく脂肪が燃焼するといわれています。
反対に、寝起きや食後すぐ、就寝前などは、副交感神経が優位になるため、脂肪燃焼のための運動には不向き。特に、夜寝る前に激しい運動をすると身体が興奮状態になり、良質な睡眠を妨げることにもなりかねません。筋肉が温まっているお風呂上がりに軽くストレッチを行うくらいにして、激しい運動は控えましょう。
ヘアケアのゴールデンタイムは「お風呂上がり」
タオルドライ後が絶好のタイミング
心身ともにリラックスしたお風呂上がり。でも、のんびりはしていられません! P&Gの研究によると、お風呂上がりの髪が濡れているタイミングは、ヘアケアのゴールデンタイムといえるのです。
濡れている髪はキューティクルが開いているため、洗い流さないトリートメントの吸収率がぐっとアップ。また、コンディショニング成分がムラなく均一に広がるので、根元から毛先までくまなくケアすることができ、ヘアケアの効果を最大限に引き出せるのだとか。タオルで髪の水気を拭き取ったら、ドライヤーで乾かす前に、洗い流さないトリートメントでケアしましょう。
お風呂上がりのヘアケアにぴったりなのは、親水性の成分を多く含むミルクタイプのトリートメント。髪の水分と親水性の成分が溶け合い、髪の芯までコンディショニング成分が行き渡るので、ダメージをしっかりケアできますよ。
お風呂上がりの髪にも素早く浸透する、パンテーン「ディープリペアミルク」は3タイプ。写真右から、ボリュームのない髪用のエクストラボリューム、パサついてまとまらない髪用のシルキースムースケア、特に傷んだ髪用のエクストラダメージケア(いずれも、100ml・オープン価格)。
スキンケアのゴールデンタイムは「24時間」!?
日中と夜、生体リズムに合わせたスキンケアで美肌効率をアップ!
スキンケアのゴールデンタイムといえばもちろん夜、というのがこれまでの定説でした。確かに、成長ホルモンの分泌が活発になり、肌細胞が修復、再生されるのは就寝中。特に、眠りについてから3時間くらいの深い睡眠の時に、集中的に分泌されることがわかっています。
しかし、体内時計に着目した最近の研究結果によれば、夜だけでなく24時間の肌の変化に合わせて適切なスキンケアをすることが、美肌作りの近道であることが判明。私たちの肌は、日中になると紫外線や外的刺激から自らを守ろうとする防御機能が高まり、夜になると日中に受けたダメージを修復するための再生機能が高まるというように、一定の生体リズムを持っています。そんなリズムに寄り添ったお手入れをする「時間美容」発想のスキンケアが今、注目を集めているのです。
例えば2016年秋、カネボウ化粧品のグローバルブランドとして発売される「KANEBO」ラインもその一つ。朝と晩で特にお手入れ方法を変えなくても、朝用と夜用のクリームを使い分けるだけで、継続的に潤った肌へと導いてくれます。便利なアイテムの力を借りて、24時間輝く美肌を目指しましょう!
写真右から、夜用クリームの「カネボウ ナイト リピッド ウェア」(40ml・8000円)と、日中用クリーム「カネボウ フレッシュ デイ クリーム」(SPF15・PA+++/40ml・6000円)。どちらもみずみずしく心地よい感触。