人生100年?寿命が延びると何が起こる?

戦後間もなくの1947年の平均寿命は、女性53.96歳、男性50.06歳でした。約70年で、女性は約34年、男性は約31年も寿命が延びたことになります。平均寿命の延び代はまだあるそうで、2050年時点で、男性の4人に1人は93歳、女性の4人に1人は98歳まで生きると予想されています(国立社会保障・人口問題研究所)。もはや、人生100年の超長寿時代が目前に迫っているということですね。

では、寿命が延びると何が起きるのでしょうか? ズバリ、老後資金ショートを起こす高齢者が増える可能性が高いということです。老後の収入源の柱は公的年金ですが、これで足りない生活費は、老後資金用の貯蓄から取り崩して使います。充分な用意がなく長生きすると、貯蓄が底をついてしまいます。

足りない分は、子どもたちが援助してくれる、働いて収入を得る、住まいを売ったり貸したお金を使う、住まいをリバース・モーゲージにして得たお金を使う、借金をするなどの方法が考えられますが、どれも、難しそうです。やはり、資金ショートさせないようなマネープランを考えるべきでしょう。

100歳まで資金ショートしないライフプランとは?

まず、このままの生活を続けていくと、老後のマネープランはどうなるかの現状を知ることから始めます。今の年齢から、死ぬ年齢までのマネープラン(収支表)を作ってみましょう。収支表は、無料のライフプランソフトを使うと便利です。

収支表を作って確認するポイントは、死ぬ年齢で、お葬式代と3回忌くらいまでの供養にかかる費用が残っているかです。では、死ぬ年齢として何歳をゴールに設定したらいいでしょうか? これまでは、平均寿命を使っていました。今なら、女性は87歳、男性は81歳です。しかし、寿命がどんどん延びそうなことを考えると、ゴールは100歳に設定するのが賢明でしょう。

すると、100歳時点では、多くの人が赤字転落、つまり、老後資金がショートしていると思います。筆者も収支表を作ってみましたが、100歳時点では、見事に資金ショートしていました。そこで、どうしたら100歳まで資金ショートしないですむかの対策を考えます。

例えば、今から生活費を月1万円でも2万円でも節約して積立額を増やす、長く働ける(できれば、生涯現役)キャリアプランを考える、お金にも働いてもらう(運用)、賃貸用不動産を持つなどで働かなくても収入が入ってくるようにするなどです。

老後資金は、間際になってからでも準備ができるという甘いお金ではありません。超長寿という、マネープランを考える上では大変な時代に入ったことを認識し、貧乏老人にならないために、1日でも早く対策をスタートしましょう。

【関連記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。