ハウスメーカー・工務店/ハウスメーカー最新トレンド

30~40代「ホントは住みたい持ち家戸建て」(2ページ目)

NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が2010年1月に実施した「働き盛り30・40代のライフプランニング意識調査」によると、30~40代が将来希望する居住形態は「持ち家戸建て」が49.8%半数近く。「持ち家マンション・アパート」を大きく引き離しての首位になりました。

河名 紀子

執筆者:河名 紀子

家づくりトレンド情報ガイド

子ども手当は「教育費」「生活費」に

塾などの費用にすぐ消えてしまうであろう「こども手当」。経済効果はホントにある?

塾などの費用にすぐ消えてしまうであろう「こども手当」。経済効果はホントにある?

話題のこども手当が支給された場合の使い道は「子供への教育費の備え」が50.4%ですが、年収と金融資産残高が低いほど「生活費にまわす」傾向が高くなっています。自身も子供の教育費に頭を抱えるガイドが考えるに、「教育費への備え」とは、おそらく学資保険や貯金に回す人は少なく、結局は目先の塾や習い事費用に消える家庭が多いのでは? 「所詮こども手当は、税金を遣って塾産業を儲からせるだけ」との指摘もありますが、確かに一理あるかも。

2009年度の新設住宅着工が45年ぶりに80万戸割れという惨状に住宅業界は騒いでいますが、太陽光発電補助金やエコポイントなどの大盤振る舞いの住宅政策をもってしてもなかなか効果が出ないのは、もっと足元にこうした実態があるからではないでしょうか? 新築で30万円、ローン減税で年間20万円、太陽光発電の補助金で30万円をいくら国が負担してくれても、何千万というローンを組む覚悟と30~40代の生活実態の前に立ってみると、やはり背中を押すパワーは決定的に弱いように思います。



  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます