弱みにフォーカスするな
私たちは義務教育のなかで、「苦手な教科を勉強するように!」と教えられます。得意な科目について先生から触れられることは少なく、苦手であまり好きでない科目についての勉強を強いられます。結果、得意分野に関して割く時間がどんどん減っていくのです。同じような過ちを、あなたは婚活でしていませんか?
・コミュニケーションが下手だから、話し方講座に通う。
・外見に自信がないから、多額のお金を投じて百貨店でコーディネートしてもらう。
これらは一見効果的なようで、実際は非効率です。なぜなら、苦手分野を伸ばすのには、とても時間がかかるからです。
もちろん、致命的な弱みがあるなら、平均点くらいまで補うことは重要なケースもあります。それによって、結果が出やすくなることもあるでしょう。
しかし、あなたがまず考えるべきは「強み」を知り、それを最大限活かすことなのです。なぜなら、その「強み」を使えば簡単に、「弱み」をカバーできることもあるからです。
強みを発見する5つの質問
では、あなたの「強み」とは何でしょうか? それはあなたが「もっとも輝ける個性」といえます。思いつかない人は、以下の質問にそれぞれ「3つずつ」答えてみてください。似たような回答があってOKです。
◆1.周りの人から、よく頼まれることは?
◆2.周りに「すごいね」「さすが」と褒められることは?
◆3.あなたが一番、お金を使っていることは?
◆4.あなたが一番、時間を使っていることは?
◆5.あなたがもっとも生き生きする、楽しいことは?
さぁ、書き出してみてください。
まるでテコの原理!「レバレッジ婚活」のやり方
さて、答えは書き出しましたか? 全体の回答を俯瞰して、重複していたり、似たような関連ワードがないか、探してみましょう。
たとえば、
◆2.周りに「コーヒーの知識がすごいね」とほめられる
◆3.ネットで「カフェ探しをする」のに時間をかけている
◆5.「お気に入りのカフェ」でネットサーフィンをして過ごすのが息抜き
……など、コーヒーやカフェ関連のキーワードが頻出したとします。そうした人であれば、「カフェ」というキーワードを元に、出会いをプランニングしていきます。
さらに、1番よく出てくるキーワードと2番目に出てくるキーワードとうまく組み合わせてみましょう。たとえば、「カフェ×ネット」というキーワードの組み合わせであれば、カフェが好きな人の向けのコミュニティをインターネット上で検索してみるのはどうでしょうか。
ここで、あなたはすでに弱みをカバーしやすくなっていることに気づくでしょうか。
あなたはカフェに関しては話題が豊富なので、「話し方講座」に通わなくてもいくらでも話せるわけです。また、カフェ好きのコミュニティではまさにあなたのような人が求められているわけですから、行くだけでニーズがあります。「30代限定婚活パーティー」といったような場よりも、出会いの成功率が高くなるはずです。
ビジネスでもそうですが、あなたが好きで得意で、しかも周囲に認められている(ニーズのある)分野ならば、最小限の力で、最大限の効果を得ることができます。まさに「レバレッジ婚活」と言えるでしょう。
レバレッジとは、最小の努力で最大の結果を得る「テコ」のことです。自分が好きで得意なことなら努力は要りませんし、成功する確率も高くなります。それこそが、「レバレッジ婚活」の素晴らしい点です。
好き×得意×ニーズ=あなたが行くべき場所!
もう1点、注意したいのが、好き×得意×ニーズが一致しているものをセレクトするのも重要だということ。例えば、サッカーをする男性は人気があります(ニーズ)。あなたが「サッカー観戦が趣味」(好き)だとしても、「球技としては苦手」(得意ではない)という場合、スポーツ施設に行って良いところを見せようと思っても難しいのはわかりますね? それよりも、サッカーについて語り合うという、得意なことができる場所に足を運びましょう。たとえば、スポーツバーを出会いの場にするのはどうでしょうか? あなたが足を運ぶべき場所は、そういうところなのです。
あなたの強みを活かし、レバレッジを効かせる重要性が伝わりましたか?
ぜひ、強みを発見する5つの質問に答えることからチャレンジしてみてください。あなたがまず最初に行うべきアクションを示してくれるはずですよ。