人気はあるけど、それ以上に出荷が少ない?
ロボットを操るFPS「RIGS」は素晴らしい迫力です
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE)が提供するPS VR公式サイトでは、予約取り扱い店舗のリストを掲載していますが、そこ載っている店舗数はなんとたったの33店舗。全国で33店舗しか取り扱っていないというのです。その中でも最大級の規模とみられる秋葉原のヨドバシAkibaでも約500セットという予約数だったようです。1店舗の扱う商品数としては大変なものですが、実店舗での予約受付が33しかないということを考慮にいれると、決して多い数字ではありません。これは10万台とか、20万台とかいう形で出荷する規模の予約の取り方ではないんですね。
今後の2次予約などの状況も考える必要がありますが、現状からは、相当出荷が少ないことが予想されます。結果、ユーザーが殺到して、あっという間に無くなってしまいました。
チグハグな状態
とにかく少しでも多くの人に遊んでもらう必要がありますが、同時に、欲しい人にいきわたる数を用意する必要があります
しかし体験していない人からすると、良く分からないけどそれは本当にそんなにすごいものなのか、と思う人も当然います。というより、現状はすごいすごいって聞くけど本当のところはどうなんだろう、と思っている人の方が多いでしょう。
PS VRが成功していく為には、地道に体験者を増やしていくしかなく、SIEもそこは心得ていて、銀座・名古屋・大阪・福岡天神の直営ソニーストアの体験会など、PS VRの体験機会を積極的に設けています。
そうやってどんどん体験を増やして、欲しいと思う人を増やしていかなければいけないんですが、一方で、現状既に欲しいと思ってくれている人にも、予約枠が行き届かないという状況があります。つまり、欲しい人に行き届かないのに、欲しい人をもっともっと増やしていく、というちょっとチグハグな状態です。