Wiiスポ、WiiFitに続くWiiのキラータイトル

指揮をする宮本茂の図
2006年のE3では、宮本 茂氏自らWiiリモコンで指揮を振るパフォーマンスが披露されました。それから実に2年半です
マリオの生みの親である任天堂の宮本 茂氏が作った、Wiiスポーツ、WiiFitに続く、3つ目のキラータイトル、WiiMusicが2008年10月16日に発売されました。年末商戦の目玉として任天堂も猛プッシュを行い、大量のCMも放送されています。

しかし、300万本以上売れているWiiスポーツや、250万以上売れているWiiFitに比べると、どうも売上げがかんばしくないようです。初週売上げで約10万本、その後延びて累計で20万本弱といった状況。この手のソフトは長いスパンで売上げを見るべきではあるのですが、WiiFitは発売初週で約25万本を売り上げていますから、それと比べても少し寂しい数字です。

WiiMusicは何故他の2本に比べて売れていないのか、ゲームの中身の問題なのか、売り方がよくないのか。そもそもWiiMusicってどんなゲームなのかというところから、お話してみたいと思います。

作りこまれたWiiリモコンのジェスチャー

WiiMusicで遊ぶ2人の図
普段ゲームを遊ばない人でも、楽器などの経験があれば、すんなりと入っていけるかもしれません
WiiMusicの基本は、Wiiリモコンのジェスチャーで楽器を演奏するところにあります。太鼓のような打楽器であればWiiリモコンとヌンチャクを振り、叩く動作を真似ることによって音を鳴らすことができます。トランペットやサックスのような管楽器は、笛を吹くように口元で構えて、ボタンを押すことで演奏できます。そのままWiiリモコンの先をあげたりさげたりするジェスチャーで音量を調節し、クレッシェンド(だんだん大きく、という意味の音楽用語)なども表現できます。音程は曲の流れに合わせて勝手に調節されるので、ドレミを考える必要はありません。

ちなみにガイドはトランペットや、パーカッションなどの楽器経験者なのですが、ジェスチャーによる演奏方法は実に良く出来ていて、ちょっとビックリしました。特に、打楽器関連なのですが、実際に太鼓を叩くときと同じ要領で、手首のスナップを利かせて、インパクトの瞬間にWiiリモコンをギュっと握りこんで叩くと、イメージどおりのタイミングで音が鳴ります。速く鋭く叩けば大きい音が、優しく叩けば小さな音で演奏できます。

全く楽器経験のない知人に演奏してもらうと、腕を大きく振って叩くも、中々タイミングがあわずリズムが取れないという状態になりました。これは本物の打楽器を演奏する際、初心者に良く見る光景そのものです。試しに、初心者に叩き方を教えるのと同じように、脇をしめ、腕よりも手首を意識し、叩く瞬間をイメージして握りこむことを教えると、効果てきめんで上手になるではありませんか。

このWiiリモコンを使った操作方法、ユーザーがする動作そのものはシンプルですが、実に良く作りこまれていることが分かります。打楽器の経験者であれば、違和感なく、かなり自在に演奏をすることが可能です。

次は、さらに音楽の面白さが楽しめるシステムと、それが引き起こすターゲットのミスマッチについて、お話します。