布団のシーツ、洗う頻度とは……どこまで「ズボラ」で大丈夫⁉
布団のシーツ、洗う頻度は?
という、そぼくなご質問を先日いただきました。なるほどズボラにも目安があると良いものなのかとちょっと目から鱗が落ちました。
そこで早速、ズボラ家事提唱ガイド目線での目安をご提示することにしました。あくまで目安かつ、これ、ゆるめです。それでも、ご自分のデッドライン設定が曖昧或いはやや不安な方はぜひ、参考にしてみて下さい。
干し忘れた洗濯物→臭いが出たらアウト!
直射日光の殺菌効果は高い
■デッドラインを超えるとどうなる?
しかし残念ながらかなり雑巾臭くなっている場合には、すでに相当量の雑菌が繁殖している証左なのでアウト。通常の洗剤にプラスして除菌効果のある「酸素系漂白剤」を加え、しっかり洗い直してからすぐ干すようにしましょう。
天気が悪く部屋干し決定の場合、鼻が利かず判別できなかった場合も同様にした方が安心です。
■デッドラインを超えないために注意すべきこと
洗濯物を干し忘れる癖のある方は、(ドラム式)全自動洗濯乾燥機を導入していつも一気に乾燥まで済ませてしまうようにするのが無難です。洗濯物の干し忘れが続くと衣類の雑巾化が進み、普通に洗って部屋干しするだけでも臭うようになるので注意しましょう。
また、干し忘れることで洗濯槽がジメジメし、カビやすくなりがちなので、1力月に1度程度の高頻度で洗濯槽クリーナーを使用し、せめて洗濯槽のカビが悪化しないようにすることが、万一干し忘れた洗濯物がより臭く雑菌まみれになるのを予防することに繋がりますので、実行してみて下さい。
(※1 天日干しの殺菌効果 株式会社エフシージー総合研究所)
しばらく洗ってないシーツ→1カ月以上はアウト!
本来シーツは下着のようなもの
実際ちょっと茶ばんでいたり、自分でも、自分の臭いがしみついている、アウトな自覚があることでしょう(ただその臭いにちょっとホッとしてしまうような心象は理解できます)。
■デッドラインを超えるとどうなる?
汚れたシーツの害は臭いや茶ばみのみならず。シーツ、枕カバーなどの雑菌汚染は肌荒れの原因ともいわれています。謎の肌荒れに悩んでいる方はシーツや枕カバーをまめに洗濯するようにしてみると、案外解決するかもしれません。
■利用方法によっては、下着と同様の頻度で洗濯する必要も
ちなみに全裸で寝ることが当たり前のラテンな国ではシーツの洗濯頻度は下着のそれと同様ですので、そのスタイル(全裸寝)だけまねてシーツはめったに洗濯しなかった! という方は、あせって漂白などを頑張るよりもシーツを買い換えた方が良いと思います(シーツはできれば強い薬剤で漂白しない方が良いです。一晩中呼吸しますし、肌も触れるものなので)。シーツや布団カバーなど大物の洗濯には、水溶けが良く泡切れの良い、匂いのきつくない洗剤が適しています。
最近人気の、キルティング、パイルなどの(ベッド)パッドの上で寝ている人は、パッドを布団と混同している傾向があるのですが、それは「シーツ」の一種なので、衛生的には、やはり週1程度の洗濯を行うのが望ましいです。
かように洗濯関係のズボラには、いささか不可逆的な悪臭が伴います。始末するには高くつく傾向がありますので、ズボラを試みるならお財布と相談するようにした方が良いかもしれません!
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