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2016年夏ボーナス使い道ランキング

2016年夏のボーナス事情、使い道をご紹介します。平均支給額は60.9万円ですが、これらをどのように使っているのでしょうか? 貯金、ローン返済、子どもの教育費などもありますし、洋服やファッション関連、カー用品の購入など色々な使いみちがあるようです。2017年の最新使い道についても、冒頭にリンクを追加しました。

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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夏ボーナス 平均60.9万円、前年比1.1%マイナス

2016年夏ボーナス使いみちは?

2016年夏ボーナス、今年は何に使う? 年に2度の特別な収入なので念入りに使いみちを決めたいけれど……

ボーナス時期になると気になるのが「いくらもらえるのか?」と「何に使おうか?」ということ。これから使いみちを考えるという人はワクワクする瞬間ですね。全ての支払先が決まっている人は寂しい限り。ボーナスの使いみちは人それぞれですが、みんなはどのようなことに使うのでしょうか?「価格.comリサーチ 夏のボーナス2016」の調査結果からみてみましょう。

夏のボーナス2016 夏のボーナスの推定支給額」 によると、2016 年夏のボーナス推定支給額は全体平均で 60.9 万円。この調査は、価格.com サイトでの Web アンケート調査で2,407人が回答しています。大企業を中心としたボーナス調査では、平均が80万円を超えているものもあります。この価格.comの調査が大企業だけではない全体の平均像といえるでしょう。

昨年夏と比較すると0.7万円(1.1%)のマイナス。昨年夏は前年比10.4%アップと大幅に上昇しました。更に大幅アップとはさすがにならなかったようです。とはいっても、年に2度の大きな収入です。みんなは何に使う予定なのでしょうか?

自由に使えるお金 「ない」が8%

夏のボーナス2016 自由に使える金額」から、自由に使える金額をみてみましょう。一番多かった価格帯は5~10万円未満で18.0%。2番目が10~20万円で14.5%。5万円から20万円までが3割ほどとなり、最多層を占めています。

気になるのが、自由に使えないという回答で、なんと全体の8%も占めています。昨年は9.2%、一昨年が11.8%と減ってはきています。ボーナスを自由に使えるお金がないというのは、なかなか厳しい状況です。ボーナスが支給されても、借金返済やボーナス一括払いなどの支払い、教育費などの支出の予定などで自由にできないというのが1割弱もいるのでは、個人消費が伸び悩むのも無理はありません。冬のボーナスでは、この回答が更に減っているといいですね。

■自由に使える金額ランキング
【1位】5~10万円未満18.0%
【2位】10~20万円未満14.5%
【3位】3~5万円未満12.4%
【4位】1~3万円未満10.8%
【5位】20~30万円未満10.0%
【6位】1万円未満6.7%
【7位】40~50万円未満5.1%
【8位】30~40万円未満4.3%
【9位】50~60万円未満3.3%
【10位】100万円以上2.3%
【11位】90~100万円未満1.4%
【12位】70~80万円未満1.2%
【13位】60~70万円未満1.1%
【14位】80~90万円未満1.0%
【15位】自由に使えない8.0%

夏のボーナス使いみち金額ランキング「貯金」「ローン返済」「教育費」

夏のボーナス使いみちを、「夏のボーナス2016 ボーナスの使い道と平均消費金額」 の結果からみてみましょう。使う金額のランキングでは、トップは貯金で20万7429円。続いて、ローン返済 16万7261円、子どもの教育費13万2324円となっています。貯金がトップですが、金融商品の購入や補填、外貨預金の購入なども10万円超えとなっており、貯金や投資に積極的ですね。

また、使う人の割合ですが、これもトップは貯金で75.5%。4分の3以上が貯金をしています。貯金額ですが、昨年2015年夏のボーナス時には19万5874円でした。1万円以上も貯金額を増やしています。貯蓄志向が一段と進んでいます。

2位、3位はローン返済167,261円、子どもの教育費132,324円でした。住宅ローンをかかえ、子どもの教育費も多くかかっていれば、この2つを合計しただけで30万円近く。自由になるお金が少なくなるのは当然ですね。

■夏のボーナス消費平均金額(複数回答可)
【1位】貯金¥207,429(75.5%)
【2位】ローン返済¥167,261(35.9%)
【3位】子供の教育費¥132,324(31.0%)
【4位】旅行・外出をする(国外) ¥118,098(12.3%)
【5位】金融商品(投資信託、株式等)の購入・外貨預金など¥118,026(14.3%)
【6位】金融商品(投資信託、株式等)の補填¥101,627(9.5%)
【7位】新規ローンを組む¥95,268(4.3%)
【8位】商品・サービスを購入する¥70,899(67.6%)
【9位】旅行・外出をする(国内)¥57,058(44.2%)
※カッコ内はその目的にお金を使うと答えた人の割合。また、平均消費金額は「お金を使う予定はない」と答えた回答者数を除いて算出。

買いたい商品「洋服」「カー用品」「ノートPC」

ボーナスで購入したい商品ランキングを「夏のボーナス2016 ボーナスで購入したい商品」 からみてみましょう。

1位は洋服・ファッション関連で15.6%。この洋服ファッション関連は例年の不動の1位。まずは身近なファッション関連からということですね。一度買ったら終わりというものではないので、トップはしばらく続くでしょう。

2位のカー用品は、今年からアンケート項目に加わっており11.7%も占めています。マイカー派にとって、カー用品はすぐには必要ないけど欲しいものでしょう。3位はノートパソコンで10.8%。2015年夏の調査ではノートパソコンは8.0%でした。購入意欲は増えてきたようですね。

また、2015年夏では2位だった本・雑誌・漫画が2016夏は5位に。実は、2年とも8.3%と同じ割合だったのですが、ランキングが下がりました。8.3%以上の人が欲しいものが増えたということですね。全体的に買いたいものが増えてきている様子がわかります。この夏のボーナスで買いたいものが増え、個人消費金額が伸び、経済全体も好転するといいですね。

■ボーナスで購入したい商品ランキング
【1位】洋服・ファッション関連 15.6%
【2位】カー用品 11.7%
【3位】ノートパソコン 10.8%
【4位】家具・インテリア 9.1%
【5位】本・雑誌・漫画 8.3%
【6位】カメラ 8.2%
【7位】スマートフォン 8.0%
【8位】スポーツ用品・アウトドア用品 7.9%
【9位】PCパーツ 7.8%
【10位】ホビー・おもちゃ・グッズ 6.4%

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