カナダ

楽しみ方、色々! 夏のカナディアンロッキー

カナダ西部を南北に貫くカナディアンロッキー。氷河やエメラルド色の湖などのダイナミックな景観が魅力です。これから夏本番を迎えるこの地に、夏の時期にしか見れない景観を探しに行きませんか。

執筆者:武部 光子

カナディアンロッキーの見どころスポットをめぐる

カナダオプショナルツアーベルトラ

木々の緑。湖の青。そして遠方に見える雪の白さとのコントラストが美しい


1984年にユネスコ世界遺産に登録された「カナディアン・ロッキー山脈自然公園郡」はバンフ国立公園、ジャスパー国立公園、クートニー国立公園、ヨーホー国立公園という4つの国立公園と、ブリティッシュ・コロンビア州の3つの州立公園で構成された、総面積約2万3000平方キロメートルの広大な敷地を有しています。観光のシーズンは雪解け後の6月頃から10月初旬程度。標高が高いのでそれ以外の時期は一面銀世界という場所です。夏には多くの観光客や地元の人々で賑わい、ハイキングやカヌーを楽しむことができます。またここ最近ではロッククライミングなども注目を集めています。

カナディアンロッキーのおすすめオプショナルツアー

カナダ西部を南北に貫くカナディアンロッキー。氷河やエメラルド色の湖などのダイナミックな景観が魅力です。これから夏本番を迎えるこの地に、夏の時期にしか見れない景観を探しに行きませんか。

■ロッキーの宝石「レイクルイーズ」
カナダオプショナルツアーベルトラ

レイクルイーズとシャトー・レイクルイーズホテルはまるで中世ヨーロッパのよう

バンフ国立公園のほぼ中央に位置するレイクルイーズは、湖の色がエメラルドグリーンをしており、カナディアン ロッキーの宝石と称される湖です。湖の色がエメラルドグリーンをしているのは、氷河に削り取られた泥が湖に溶け、太陽光に反射しているからといわれています。また湖の後方に位置しているビクトリア山やビクトリア大氷原。そして湖畔にたたずむお城のようなシャトー・レイクルイーズホテルが湖面に映りこむその様は美しく、多くの絵ハガキにもなっています。実はこのエメラルドグリーンの色も雪解けした直後は透明度が高く、その後徐々に白濁化していくのですが、その色の変化もまた魅力のひとつといえるでしょう。


■自然の偉大さに触れる「コロンビア大氷原」
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アイスエクスプローラーの専属ガイドから氷河について学べます

カナディアンロッキー観光の一番人気であるコロンビア大氷原の雪上車観光。コロンビア大氷原は標高2,500~3,200メートルのジャスパー国立公園内にある約325平方キロメートルにも及ぶ巨大な氷河です。その大きさは北半球では北極圏に続く大きさです。ツアーバスや一般の車では氷河まで入れませんので、アイスフィールドセンターというポイントから専用のアイスエクスプローラーに乗って、アサバスカ氷河に向かいます。アサバスカ氷河はコロンビア大氷原から流れ出す氷河の1つで、唯一観光客が訪れることができる氷河となっています。アイスフィールドセンターから15分程度でどこまでも続く一面の氷の世界に到着します。ここは夏でも周囲の山々から夏でも冷たい風が吹くため、防寒は必須です。またこの大自然をもっと感じたい方にはアイスウォーキングツアーや上空から眺めるヘリコプターツアーなどへの参加もおすすめです。


■ダイナミックな景観が楽しめる「ヨーホー国立公園」
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轟音を立てて水が流れ落ちる姿は大迫力

ヨーホー国立公園の魅力はなんといってもそのダイナミックさです。ヨーホーとは先住民の言葉で「卑怖」を意味する言葉です。面積としては比較的小さな国立公園ですが、園内には3000メートル級の山々が連なります。ここでの注目は先住民族の言葉で「素晴らしい」という意味を持つ「タカカウ滝」。カナダでも最大級の落差380メートルを誇る迫力ある滝で、天気がよい日には滝の水しぶきに光が反射し虹が生まれます。滝の水源は氷河であること、またこの滝自体がヨーホー公園の最も奥に位置していることから、6月から9月ごろまでしか見ることができないので要注意です。


■高山植物の宝庫「サンシャインメドウ」
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ファイヤーウィードの見ごろは8月下旬ごろ

高山植物が多く見られる人気のハイキングスポット「サンシャイン・メドウズ」。スタート地点の標高が約2200メートルのため、すでに森林限界ギリギリの高原地帯です。トレイルはきちんと整備されており、コース全体に急こう配もなく非常に歩きやすくなっています。高山植物の季節は6月下旬から8月までと一年のうちの限られた期間ですが、この時期には多くのファイヤーウィードなどの高山植物やシカや地リスなどの野生動物を見る事ができます。ハイキングのルートマップを見ながら歩けば、道に迷うこともなく気軽にお楽しみいただくことができるのが、このスポットの魅力です。


■カナダのお札の絵柄にもなった「モレーンレイク」
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碧色が美しいモレーンレイク

モレーンレイクはバンフ国立公園内にあり、標高1,884mに位置する氷河湖です。最大の魅力は何といってもその湖の色です。氷河の雪解け水によって満たされるモレーンレイクは周囲の山から流れ込む水のミネラル成分により美しい碧色をしています。またその後方にはテンピークスと呼ばれる全てが3000m超をする山々が連なっています。風が穏やかな日にはこの湖面にテンピークスが映り込み、素晴らしい景色が広がります。この景色は過去にカナダの20ドル札の絵柄にも採用されています。この景色を見ることができるのは、6月下旬から9月ごろまでとなっており、シーズン中にはカヤックをしたり、湖をみわたせる自然の展望台の上のビューポイントまでのハイキングが定番となっています。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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