赤ちゃんの「寝返り」の予兆・時期は?
首が座ると、寝返りが始まります。コロリと転がる瞬間は本当に愛らしいですね
赤ちゃんの首が座ると、次に寝返りが始まります。コロリと転がる瞬間は、本当に愛らしいですね。今まで仰向けで寝ていた赤ちゃんが寝返りをすることで視野がグッと変わり、同時に移動する手段も手に入れますので、好奇心も更に高まるでしょう。また赤ちゃんが寝返り、うつ伏せになった状態から元に戻る事を 「寝返り返り」と言います。
赤ちゃんの発達段階の1つとしての「寝返り」や「寝返り返り」の練習を始めたり兆候が見られたら、いつ成功するのか待ち遠しくて仕方がない方も少なくないでしょう。
<目次>
<寝返りの注意点>
寝返りは生後5~6ヶ月頃からする赤ちゃんが多いが個人差あり
寝返りは通常、生後5~6ヶ月頃から始まります。早い子だと生後3ヶ月や4ヶ月でする場合もあれば、9ヶ月くらいで初めて寝返りをする赤ちゃんもいます。個人差は大きく、中には寝返りをせずに次の発達段階にいく赤ちゃんもいます。寝返りをすることによって、視野が広がり、手足を動かしたり首を持ち上げたりしますので、好奇心が広がったり、体の筋肉が鍛えられ運動能力の発達を促されます。また赤ちゃんの頭は柔らかいですので、同じ方向に寝かせていると扁平することがありますが、寝返りをすることでそれを防げるでしょう。
寝返りの兆候が見られたら寝返り練習をママが上手にサポート!
寝返りの練習に無理強いは禁物!赤ちゃんのやる気をサポートして
寝返りの兆候が見られたら、上手にサポートしてあげましょう。体をエビぞりのように半ひねりしていたり、手足を持ち上げ、身体を左右に振るなどの仕草を繰り返しするようなら、赤ちゃんが寝返りをしたがっているのかもしれません。
体を横向きにするところまでできていたら、そっと手を添えて背中を押して寝返り練習のサポートをしてあげるとよいでしょう。腕抜きができたらいよいよ寝返り成功という状況では、暫く見守りながら愚図り始めたら、身体と床に挟まった腕を抜いてあげるとよいでしょう。
成功が待ち遠しい寝返りですが、1人で寝返りできる瞬間はある日突然やってきます。また赤ちゃんが寝返りを始める時期は個人差が大きいので、しないからといって取り立てて心配する必要はありませんが、首が完全に座った後に、寝返りの練習をサポートしてあげるのもいいかもしれませんね。
■赤ちゃんの寝返り練習をサポートする方法
- 服装は薄着の方が動きやすいですので、寒い季節なら室温を高めにして衣類の調節を
- 半捻りになった赤ちゃんの腰と背中に両手を宛て、ゆっくり押して寝返りをサポート
- 寝返りする方向に、好みのおもちゃを置いたり、ママの顔を見せて呼びかける等の工夫も
- 腕抜きができずに愚図っていたら、そっと腕を抜いてあげましょう
寝返りの注意点1. 夜間の窒息に注意!
寝返りが始めると、目が離せません。予想もしなかった事故につながる恐れがありますので充分注意しましょう
寝返りをするとうつ伏せ状態になり、まだ手や足を動かし自由に体制を変える事ができない赤ちゃんは、窒息する可能性も出てきます。特に夜などは、気づきにくいですので、下記の点も含め注意しておきましょう。
- 柔らかすぎる寝具は顔が埋もれる恐れがありますので、避ける
- 枕元にタオルなど、窒息の原因となるような物は置かない
- シーツがたるみやすいと、顔にかぶさる可能性もあるので、気をつける
寝返りの注意点2. 柵の無い場所での転落や挟まりに注意!
寝返りができるようになったら、ソファなど柵のないところからの落下には注意して
赤ちゃんが寝返りするようになったらベビーベッドの柵はしっかりと留めてあることを確認して下さい。もちろんソファ等柵のない所に寝かせることは禁物です。
またベビーベッドの柵の間に手や足を入れて、そのまま寝返りの動作に移ろうとする場合も出てきます。そうすると挟まれた部位をねじって脱臼などの危険性もあります。ですので、柵の下の方は何かで塞いでおくことをお勧めします。
寝返りの注意点3. 誤飲や落下物に注意! 部屋を整理しよう
赤ちゃんを部屋のカーペットの上で寝かせている時、小さなゴミやホコリにも注意しましょう。また寝返りをした反動でタンス等にぶつかり、上から物が落下してくる可能性も考えられます。コロコロと転がり、部屋の端まで移動し、危うくドアに挟まれそうになっていた、ということもあります。赤ちゃんの寝返りが始まると、目が離せません。予想もしなかった事故につながる恐れがありますので充分注意しましょう。
寝返りしない場合は赤ちゃんのペースにあわせて見守ろう
赤ちゃんが寝返りを始める時期は個人差が大きいので、生後5~6ヶ月を過ぎても寝返りをしないからと言って、過度に心配する必要はありません。しかし気になるようでしたら、専門機関で相談するのもよいでしょう。ですが、寝返りをしないで、ずり這いやお座りをする子もいますので、医師を訪ねる前に、定期健診等で一度相談することをお勧めします。寝返り練習をサポートするのも、親子のスキンシップやコミュニケーションを深める気持ちで行いましょう。決して無理強いはせず、寝返りはその子のペースにあわせ、見守ってあげるといいでしょう。
【補足】寝返りを英語で言うと「roll over」
赤ちゃんの寝返りを英語で言うと「roll over」が最もポピュラーな表現でしょう。そして寝返り返りの事を「re-roll over」 と言います。【関連記事】