ガイド矢野は20年ほど除湿機を愛用しており、家事の時短になるアイテムとしても長くお薦めしています。今回は家庭での除湿機の利用方法をご紹介したいと思います。
除湿機の利点は移動できること
当たり前ですが一般的な除湿機はエアコンのように備え付けではありません。多くの除湿機に下に滑車がついているので家の中で移動させやすくなっています。簡単に移動させられることによって、家庭の中でのさまざまなシーンで利用することができるのです。時間や天気を気にせず洗濯できる
部屋干しの洗濯物を除湿機で効果的に乾かす
その他の洗濯物を乾かす方法として、洗濯機についている乾燥機を使うとかエアコンの除湿機能で乾かすというという方法も挙げられます。これらと比較してまず平均的な機種であれば除湿機の消費電力のほうが少ないという利点があります。
またエアコンで洗濯物を乾かそうとする場合、エアコンの前にかけられる洗濯物の量にも制限がありますし、部屋全体を除湿してしまうというマイナス点もあります。
除湿機でのおすすめの使い方は、脱衣所のような狭い空間に洗濯物をかけられる突っ張り棒などを設置しておき、そこで集中的に洗濯物を乾燥させるようにします。そうすることによって最小限の時間で洗濯物を乾燥させることもできますし、最近の住まいは脱衣所に洗濯機が置かれているところが多いので、洗濯物の移動も少なくてすみます。
梅雨時のジメジメを除湿機でスッキリさせる
梅雨時など湿度が高い日、1階の部屋の床や畳が湿ってジメジメとしていないでしょうか。その場合もそれぞれの部屋を締め切って除湿機をかけることでサラっとした状態にすることができます。畳が湿ったままですとカビが発生することもありますので、衛生面でも除湿することをおすすめします。不可能だった重たいベッドマットの除湿ができる
人間は一晩にコップ1杯の汗をかくと言われています。ベッドでは、シーツの下にベッドパッドを敷きその下に厚いベッドマットがあり、ベッドパッドは干したり洗濯したりするのも簡単ですが、ベッドマットまではなかなか手がかけられません。除湿機ならベッドマットの除湿もできる
使い捨ての水とりグッズでは除湿できていない場所を除湿する
押入れやクローゼット、靴箱などに使い捨てのプラスチック容器に除湿剤が入ったものを使っている人もいるでしょう。目に見えて水がたまるので効果があるように思えてしまいますが、実際にはとれている水の量というのは微々たるもので、除湿機をかけるとその水のとれ具合に驚きます。前述しましたが下に滑車がついている除湿機であれば家の中を移動させるのも簡単ですので、押入れ、クローゼット、靴箱、キッチンシンクの下などを定期的に除湿して周ることをおすすめします。
このように活躍の場が広い除湿機、1台あれば家の中の多くの場所で活躍してくれるコストパフォーマンの良い家電ですよ。
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