夏旅は決まり! オプショナルツアーで気分爽快のフランス旅へ
プロヴァンスの夏の風物詩ラベンダー畑 一面が紫色に染まる景色は圧巻
フランス人にとって夏のバカンスは大事なもの。何ヶ月も前から夏の旅行を計画し、バカンスシーズンを心待ちにしています。こんな旅好き国民が住むフランスには、夏の時期に訪れるべき観光箇所が国内に多く存在しています。緑が生い茂る自然いっぱいノルマンディーの田舎村、エメラルドグルーンの地中海を望む南仏の景勝地カランク、一面が紫色に染まるプロヴァンスのラベンダー畑など人気の名所を訪れてみましょう。
夏にオススメ!フランスのオプショナルツアー
もうすぐ夏のシーズン到来。フランスは日本と同様に四季がはっきり分かれていますが、日照時間も長く、梅雨がないフランスの夏は、日本人にとって最高の旅行シーズンといえます。今回は、夏の時期にのみ楽しめるフランスの期間限定オプショナルツアーをご紹介します。
■緑と花に癒やされる モネゆかりの地ジヴェルニーとバラの村ジェルブロワ
モネはこの蓮池で移りゆく光をうまく表現した大作「睡蓮」を描きました
画家モネが晩年を過ごした村ジヴェルニーの「モネの家と庭園」は、3~10月のサマータイム期間のみ一般公開されていますが、6~7月が見学のベストシーズン。庭園に多様な花が咲き誇り、緑が生い茂るこの時期には、蓮池の花も開き、幻想的な世界が広がります。ノルマンディの片田舎、ジェルブロワは「フランスで最も美しい村」のひとつで、バラの村としても有名。毎年6月の第3日曜日にはバラ祭りが開催され、石畳にレンガの家が立ち並ぶ村は色とりどりのバラで埋め尽くされます。ジヴェルニーとセットでジェルブロワを観光できるツアーは6月のみ期間限定で催行されています。
■夏の絶景!プロヴァンスのラベンダー畑
ラベンダーの名所セナンク修道院 紫色の絨毯を敷き詰めたような光景が広がります
夏に南フランスを訪れるなら、絶対に見ておきたいプロヴァンスのラベンダー畑。通年6月末~7月にかけてがラベンダーの開花時期で一番の見頃。この時期のラベンダー街道は、息をのむほどに美しい光景が一面に広がっています。一般的にラベンダー畑は、プロヴァンスの奥地にあるため、なかなか個人で訪問するにはハードなもの。アヴィニョンやエクス・アン・プロヴァンス、マルセイユなど主要都市から発着しているオプショナルツアーを利用すれば、気軽に一面のラベンダーを見ることができます。プロヴァンスのいなか町の観光とセットになったツアーなど、ラインナップは多彩です。
■南仏きっての景勝地カランク巡りクルーズ
碧い海と白い絶壁のコントラストに息を呑むカランク
マルセイユから港町カシまで続く、自然が生み出した景勝地カランク(入江)。石灰岩の断崖絶壁に囲まれたカランクのエメラルドグリーンの美しさが人々を魅了しています。カシから出航しているクルーズ船からは、カランクの神秘とクルーザーが行き交う優雅な景観を楽しむことができます。マルセイユから1時間近くでアクセスできるカシはリゾート地としても人気。カランクを楽しんだ後は、カシの港で新鮮な魚介料理を味わってみるのも港町ならではの醍醐味です。
■7月14日はパリ祭!フィナーレの花火を優雅に鑑賞セーヌ川クルーズ
豪華なディナーとともにクルーズ船からパリ祭をお祝い!
毎年7月14日は、フランスの祝日「革命記念日」。日本では「パリ祭」と称されるこの日は、フランス各地にて様々なイベントが催されます。パリでは、シャンゼリゼ大通りが歩行者天国となり、日中は大規模な軍事パレードや空軍のアクロバット飛行で盛り上がります。夜には、トロカデロ広場から花火が打ち上げられ、エッフェル塔は観客で大混雑しますが、セーヌ川ディナークルーズに乗船すれば、豪華な食事とともに、ゆっくりとパリの夜空を彩る花火を鑑賞することができます。