いよいよシャープペンに、多機能という選択肢が出てきた

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オート「コンセプション」0.3mm、0.5mm 各1500円+Tax

今、シャープペンの進化が熱い。

三菱鉛筆の「クルトガ」、ぺんてるの「オレンズ」、ゼブラの「デルガード」など、様々な機能を持ったものが次々に発売され人気を集めている。

シャープペンのメインユーザーは学生の方々だが、その人気がビジネスパーソンの間にも広まっているようにも感じる。というのも、ここに来て高価格帯や高機能タイプが出てきている。

そんななか、モードが選べるシャープペンが登場した。それが、オート社の「コンセプション」だ。


コンセプションの「折れないモード」を検証

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ボディもグリップもアルミ製。グリップだけは少しばかりザラザラとして仕上げになっている。

2つのモードが選べるのがオートのシャープペン「コンセプション」の特徴。つまり、「多機能シャープペン」ということになる。

多機能というとボディが太くなりがちだが、これはとってもスリム。手にするとメタルボディらしい重みがある。ボディにはサラサラときめの細かい加工が施されている。ただ、グリップだけはすこしばかりザラザラに仕上げられ、握り心地をよくしてくれている。

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かなりしっかりとした低重心バランス


では、モードの説明を。ひとつめは「折れないモード」だ。モードの切り替えはグリップで行う。クルクルと回転させてグリップをペン先側に移動させる。こうすると「折れないモード」になる。

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グリップをクルクルツイストさせるとグリップが前後にスライドしていく。「折れないモード」にするには、グリップをペン先側にする。


ノックをする前にもうひとつ調整すべきところがある。ノックボタンのすぐ下のネジのようなものがある。ここを回転させると、それに連動してボディの横にいくつもある丸い窓の表示が変わっていく。これはワンノックした時の芯の出具合を調整するものだ。「折れないモード」では、ここを「min」つまり最小にする。

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ノックボタンのすぐ隣にあるダイヤルを回し、芯の出具合を最小に設定。穴の黒い部分がなくなればOK。

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これで「折れないモード」の設定完了


この状態にしてノックボタンを押すと、ガイドパイプがニョキッと出てくる。あとはこのまま書けばいい。ぺんてるの「オレンズ」と同じガイドパイプで芯を覆いながら書くというスタイルだ。

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ガイドパイプの長さは3.5mm

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芯を露出させずにこのまま書いていく


芯が減ってもガイドパイプはそれに応じて少しずつ引っ込んでいってくれる。書き心地はあくまでも私個人の印象だが、ガイドパイプが紙にあたる感触が私の手には少しばかり残った。普段私は万年筆をよく使っているため、ペンを寝かせぎみにしているせいかもしれない。0.3mmと0.5mmで書き比べしてみると、個人的には、0.3mmの方がスムーズな書き心地だった。

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「折れないモード」にしたシャープペン「コンセプション」の0.3mmと0.5mmを書き比べ。個人的には0.3mmの方がスムーズに書ける印象だった。


私はあまり筆圧が強いほうではないので、折れないということよりもワンノックでずっと書き続けられるという点にむしろメリットを感じた。

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「折れないモード」では、ガイドパイプをスッキリ収納できる。


この「折れないモード」では、書き終わった後にガイドパイプをスッキリ収納できる良さもある。


コンセプションの「製図モード」を検証

2つめのモードは「製図モード」。

先ほどペン先側に移動したグリップを今度は後ろ側に戻していく。こうするとガイドパイプは一転して完全に固定される。これは、いわば通常のシャープペンで書くときのモードだ。

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グリップをうしろ側いっぱいにスライドさせると「製図モード」に

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「折れないモード」「製図モード」ではペンの全長がわずかに違う。「折れないモード」(写真上)の方が少しだけ長い。


もちろんこのモードの時にもワンノックでの芯の出し具合が調整できる。

0.3mmタイプを「製図モード」で書く時は、私の場合は●を2.5個くらいにした所がちょうどよかった。あまり長くしすぎなければ、0.3mmでも折れることはなかった。ここは自分の筆圧によって調整するといいと思う。

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これは芯の出具合を丸2.5個分に設定してワンノックした状態(0.3mm)


2つのモードのうちどちらが好みかと言われれば、私は「製図モード」の方がいつも慣れているせいか、安心感があった。基本は「製図モード」を使って、たくさんの文字を書くときは、「折れないモード」にするといった感じになりそうだ。

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いよいよシャープペンは多機能という選択肢も出てきた


用途に合わせて選べ、微妙な調整もできるというのは、たしかに便利かも知れない。グリップやダイヤルをクルクルと回すメカニカル感もたっぷりと味わえて楽しいシャープペンだ。

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