銀座のブルガリタワーで体験する超一流の音楽と食事
東京・銀座二丁目の一角に建つブルガリ銀座タワー。その8階にあるプライベート・ルームで、ジャズファン注目のイベントが開催されているのをご存知でしょうか。その名も「ブルガリ イタリアンジャズ ラウンジ」です。2014年にスタートし、今年で3年目を迎える同イベント。過去にはファブリツィオ・ボッソ(tp)やニコラ・コンテ(G)、エンリコ・ラヴァ(tp)など、イタリアを代表するメンバーが登場しています。楽しみは音楽だけではありません。会場ではミシュランの星を誇るエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティンによる料理も提供。音楽ファンはもちろんグルメな方も垂涎のイベントとなっているのです。
2016年は計3回の開催が予定されており、3月25日には第1回目として、1982年生まれのイタリア・ジャズ界の新星ピアニスト、クラウディオ・フィリッピーニが2008年より組んでいる気心の知れたトリオで来日。週末、金曜日の夜を彩る魅力的な演奏を聴かせてくれました。
リピーター率の高さも納得のムードたっぷりな空間
開演前のセットの様子
ガイドも早速、一番前の席でワインをいただき、アペリティーボ(食事前の軽食)に舌鼓。ジャズライブは数多くあれど、ここブルガリでは何と言ってもミシュランの星を誇る本格イタリア料理を楽しめるのが魅力です。落ち着いた雰囲気の会場も広すぎず、リッチなプライベート感とミュージシャンとの距離感がグレート!
ブルガリのスタッフいわく、このイタリアンジャズ ラウンジはお客のリピート率が非常に高いとのことですが、確かにこれは一度訪れたら虜になってしまうこと間違いなしです。
ミシュランの星を誇るエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティンによるアペリティーボ
小気味よいテンポで快調に飛ばすピアノのクラウディオ・フィリッピーニ。ベースのルカ・ブルガレッリは深遠な音の世界を作り上げます。さざ波のような繊細さから、エキサイティングなドラミングと変幻自在に魅せてくれたのはマルチェロ・ディ・レオナルド。
長年組んでいるトリオだけに、呼吸も見事な非常に濃密なライブ体験となりました。
スリリングなインタープレイを聴かせるクラウディオ・フィリッピーニ・トリオ
銀座のど真ん中のスタイリッシュな空間で、日常とは違うエレガントなジャズ時間に浸るのも、たまにはオツなものかもしれませんね。
<関連リンク>
ITALIAN JAZZ LOUNGE 2016
さあ次のページからは今回出演したクラウディオ・フィリッピーニ・トリオのインタヴューをお届けします。