■All About読者が選ぶ「ベストラーメン2018」結果発表
自称“日本一ラーメンを食べた男”大崎裕史監修ランキングBEST10
日本人はとかくランキングが好きです。グルメ雑誌やラーメン本、マスコミのラーメン特集、そしてネット上でもランキングは花盛り。そんななか、「All About」でラーメンランキングをやってなかったのではないか、と気付いて実行するに至った今回の企画。題して、自称“日本一ラーメンを食べた男” 大崎裕史監修による「All About読者が選ぶベストラーメン2016」!!
みなさんから「この1年間に食べておいしかったお店」と、「オープン1年目でおいしかったお店」、さらに、「この1年間のラーメン事件簿ベスト10」について、それぞれ3つまで投票いただき、3位に1点、2位に2点、1位に3点として各項目を集計。All Aboutラーメンガイドである私がすべて集計・総括して、結果を発表していきます。
まず今回は、「この1年間に食べておいしかったお店ベスト10」を発表していきます。さっそく参りますが、なんと2015年にオープンしたばかりの新店が2軒もランクインしています!
10位:自家製中華そば としおか(東京・早稲田)
10位には2015年にオープンした新店の「としおか」が見事ランクイン!
「以前、高田馬場にあった『べんてん』の田中さんのお弟子さんが出したお店。べんてんの味を引き継いでます。良い意味でべんてんを超えてほしい。さらなる飛躍に期待です」(男性・30代・埼玉県)「べんてんのあの味が食べられただけで、もうっ!あざーっす」(男性・40代・茨城県)
9位:SOBAHOUSE金色不如帰(東京・幡ヶ谷)
蛤(はまぐり)出汁を使った行列が出来る名店。醤油も塩も人気です。
「とにかくおいしい、素晴らしい。作っている方たちの自信が感じられる、かつ丁寧な接客」(男性・40代・東京都)「不如帰さんの塩は絶品。味噌の残念感はあったが、塩は何度でも食べに行きたい」(男性・40代・千葉県)
「ラーメン、つけ麺の完成度が非常に高い」(男性・30代・東京都)
8位:柴崎亭(東京・つつじヶ丘)
ワンコインで無化調ラーメンを提供する柴崎亭には、こだわりの高さを絶賛する声が多数。
「店主が天才。スープに惜しみなく材料を使いながらコスト面でいろいろ工夫もしている。ネギのやつ以外は何を食っても間違いがなく、麺や具材、薬味のチョイスが素晴らしい。シンプルながら物足りなさはない。特においしかったのがアグー豚の塩ラーメンで、過去最高の一杯でした」(男性・30代・埼玉県)「味、コストパフォーマンス、店内の雰囲気など全てにおいてハイクオリティ。日替りのメニューも秀逸」(男性・40代・東京都)
「定番を500円で提供するだけなら1位ではないが、化学調味料無使用へのこだわりや毎週限定のラーメンのおいしさはスゴい!」(男性・40代・東京都)
「日曜日は煮干をテーマに、毎週違ったものを提供している。そのバラエティ豊かで斬新、かつ技術の高さには脱帽です」(女性・40代・神奈川県)
7位:支那そば 八雲(東京・池尻大橋)
いまだに平ザルで麺をあげるこだわりの店。チャーシューとワンタンのおいしさも人気の理由です。
「スープ、麺、チャーシュー、ワンタン、どれもが高いレベルであり、その融合がこれまた完全な調和とバランスをかもし出している」(男性・60代~・東京都)「白醤油のおいしさを教えてくれた」(男性・40代・埼玉県)
「中目黒時代からの大ファンです!」(男性・30代・東京都)
6位:鯛塩そば 灯花(東京・曙橋)
こちらも2015年にオープンした新店ではありますが、既存店に負けず投票数を獲得して、見事6位にランクイン!「鯛の味を引き出しつつ、魚臭さのないスープが良かった。濃厚系が主流のつけ麺も、あっさり食べられるのはうれしい。鯛めし、鯛茶漬けもおいしい」(男性・50代・新潟県)
「独創性があり、デフォのラーメンが秀逸です」(男性・50代・埼玉県)
5位:中華蕎麦 とみ田(千葉・松戸)
濃厚豚骨魚介で一世を風靡した、もはや横綱的貫録と言っても良いでしょう。行列がすごすぎて整理券方式を採用。これで並ばなくても良くなりました。 「まず、つけ汁とチャーシューが他の店に負けないおいしさ。ただ、特筆すべきポイントは他ではなかなか食べられない極太メンマ、そして麺だけでも食べられる自家製麺だと思う。麺に関しては全国でもトップクラス」(男性・20代・茨城県)「ハードルを上げて伺ったつもりでしたが『評判通り旨い』ではなく、『評判以上に旨い』と感じた稀有なお店でした」(男性・40代・東京都)
「つけそばの味は言うまでもなく、どんなに有名になっても、いつも店主さんが厨房に立っている安心感が素晴らしい。ファストパスになったのも助かります」(男性・40代・千葉県)
「昨年は昼オンリーだけで171杯ラーメンを食したが、定番ラーメンならここが一番だと思います」(男性・40代・東京都)
4位:中華そば 四つ葉(埼玉県比企郡川島町)
駅からかなり遠く、不便な立地にありながらも行列が出来る人気店。 「スープにキレがありビジュアルも美しい!!」(男性・30代・埼玉県)「見た目から感じる想像を超えた味は衝撃的だった」(男性・30代・東京都)
「スープや麺はもちろんですが、真空低音調理されたキレイなピンク色のチャーシューが大好きです。いつも増してしまいます。お寿司が食べられるのも嬉しい」(男性・20代・埼玉県)
「すべてのメニューが高水準!」(男性・40代・埼玉県)
3位:饗 くろ喜(東京・秋葉原)
淡麗な「塩そば」と濃厚な「味噌そば」の両輪に加えて、限定メニューも評価が高く堂々の3位入賞。投票には熱いコメントが目立ちました。 「日本一オペレーションの早い行列店だと思います。他店も見習うべき。回転が速いだけでなく味も全く落ちてないです」(男性・40代・東京都)「定番も限定も絶品!ラーメンの概念を変えたお店では?」(女性・30代・東京都)
「ラーメンの常識を超えているおいしさです!」(男性・50代・東京都)
「最高の塩そば!夜のタンメンや、ほぼ毎週変わる限定がまた素晴らしい!どれもが上質の極み、毎回感動の最高のお料理!」(男性・40代・東京都)
「塩や味噌はもちろん、頻繁に提供される季節限定は魅力的で、毎回つい食べに訪れてしまいます」(男性・20代・群馬県)
「こんなに衝撃的に旨かったのは久しぶりでした!並ぶ気持ちが分かりました」(男性・30代・東京都)
「一切の妥協を許さず上質を追求するハイエンドなお店」(男性・30代・京都府)
……そして、なんと1位は同点で2軒という結果に!
1位:らぁ麺屋 飯田商店(神奈川県足柄下郡湯河原町)
湯河原にありながら東京から通う人も多い名店。今回の投票コメントでも神奈川県在住以外の方からもたくさん寄せられました。「どのメニューも好きですが、特に醤油つけ麺は絶品!感動するほどおいしいです」(男性・20代・東京都)
「麺が秀逸でスープも最高。醤油上湯系のお店はどこもこの店を真似しているとしか思えない。個人的にはつけ麺が一番好み」(男性・30代・東京都)
「塩も醤油もつけ麺も……どれも出汁と油とのバランスが絶妙。シンプルでいてこんなにおいしいラーメンは初めて。遠くから何度行っても感動できる」(男性・40代・埼玉県)
「キレキレの醤油らぁ麺にドゥルンドゥルンのつけ麺と、文句なし」(男性・40代・東京都)
「清湯系つけ麺で群を抜く存在ではないでしょうか? 昆布水に浸かった自家製麺はそのままでも完食してしまえるほどで喉越しなめらか。つけ汁は旨味がギュッと詰まっていて、文句ナシです」(男性・20代・埼玉県)
「日々進化し続けていて、毎週でも湯河原に行きたくなってしまうほど」(男性・40代・東京都)
「日本のラーメン界の頭上に燦然と輝く湯河原の一等星。その存在を意識させずに幸福感だけを残していく、淡麗系醤油の極み。その幸福感とは、空気が澄んだよく晴れた日の、爽やかな風と暖かな日差しのような心地良さ。ラーメンが持つポテンシャルを遙かに超えた、もはや別次元の食べ物」(男性・30代・京都府)
そしてもう1軒の1位はこちら!
1位:中華そば しば田(東京・仙川)
京王線・仙川駅から徒歩12分ほどですが、それでも食べに行く人が多数の行列店。鴨を効かせた中華そば、煮干しそばのどちらも大人気です。 「着丼時のスープの圧倒的芳香にやられた」(男性・40代・埼玉県)「一言、絶品です」(男性・50代・東京都)
「チャーシュー中華そばがおすすめ」(男性・30代・埼玉県)
「スープの鴨だしと、カエシ(たれ)の醤油感が抜群。コクと旨みが嫌味なく深く濃い。一口目をすすった時の多幸感がたまらない」(男性・60代~・東京都)
「初めて完飲したくなったラーメンだった」(男性・30代・東京都)
「鴨のラーメンを初めておいしいと感じたのがここ」(男性・40代・埼玉県)
「中華そば、煮干そば、どちらも他の追随を許さないおいしさ。それだけではなく、こちらの接客の良さに、お腹も心も幸せになる」(女性・40代・神奈川県)
熱いコメントとともに全国各地から票が集まりました!
以上が、All About読者が選ぶ「この1年間に食べておいしかったお店ベスト10」でした!いかがでしたでしょうか。ラーメン本や雑誌のラーメン特集と違い、全国から投票があり、しかも審査員や評論家が選ぶのではない、そんなところにAll Aboutで実施した意義を感じました。ランキング的には首都圏の店が多かったのですが、上位の店には全国各地から投票が集まり、All Aboutのラーメン記事は本当にラーメンが好きな方に読まれているんだなというのが実感できました。
一人一人のコメントを読むと「熱い想い」が伝わってきましたし、実際にそんな想いが反映されたランキングだと思います。特徴としては、2015年にオープンした新店が2軒もランクインするなど、比較的新しめのお店が多かったことでしょうか。また、話題になったお店が多かったこと、清湯系が多かったこと(こってり系はとみ田のみ)などがあげられます。
投票いただいたみなさん、ありがとうございました!
今回ランクインしたなかで未食のお店があったら、ぜひみなさんも食べ歩いてみてください。
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