砲台跡の国史跡指定が話題に! 砲台にちなむカレーも
東京湾の入口に位置した横須賀市は、"首都防衛"を考える上で重要な場所であることから、古くは江戸時代に異国船を打ち払うために設置された「台場」、そして、明治から太平洋戦争期にかけて、要塞や砲台などが各所に整備されました。横須賀沖の無人島「猿島」のレンガ造りの要塞遺跡。砲台跡が国史跡に指定された
平成27年3月、横須賀沖に浮かぶ無人島「猿島」の猿島砲台跡と、久里浜の千代ヶ崎砲台跡(現在非公開)が「国防のために建設された施設」としては全国で初めて、国の史跡に指定され話題になりました。
これを記念して、「観音崎京急ホテル」で提供するのが、「観音崎砲台カレー」です。
見た目も味も自信あり! 観音崎砲台カレー
「観音崎京急ホテル」は、三浦半島をブーツに例えるなら、かかとの部分に位置する観音崎の突端にあるリゾートホテル。同ホテルが素晴らしいのは、道路を挟まず、窓の外が本当にすぐ海というロケーション。しかも、客室60室すべてがオーシャンビュー。
レストラン「浜木綿」も、もちろんオーシャンビューだ。窓からは沖を行き交う大型タンカーも見える
ホテル内のレストラン「浜木綿(はまゆう)」で食べられるのが「観音崎砲台カレー」(税別1,900円)。ライスを砲台の台座、スペアリブを砲身、ジャガイモとニンジンを砲弾、そしてカレーを海に見立てた、見た目のインパクトも大きい一品です。
「観音崎砲台カレー」(税別1,900円)。写真のカレーにサラダも付き、ボリュームたっぷり。「浜木綿」では「砲台カレー」のほか、「海軍カレー」など全4種類のカレーを提供
一口食べてみると、煮込んだ野菜のしっかりとした旨味と甘みがまず口に広がり、後からほどよくスパイスが利いてきます。見た目だけでなく、しっかりとした味わいのカレーが提供できるのは、元々ビーフカレーなど洋食メニューに力を入れてきたホテルレストランならではだと思います。
大きめの皿に盛られているのでボリューム感があり、スペアリブも食べ応えがあります。辛さは、「中辛」と「10倍」が基本で用意されていますが、注文時に一声かければ細かい調整も可能。
広々とした落ち着いた雰囲気の客室は、60室すべてオーシャンビュー
同ホテルでは、夏期シーズンはプールの日帰り利用も可能で、「プール&ランチプラン」など、お得なプランも用意されています。リゾート気分を満喫しながら、見た目、味、ボリュームの三拍子そろった新名物カレーに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。
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■観音崎京急ホテル レストラン「浜木綿」
住所:横須賀市走水2
営業時間:ランチ11:30~15:00(LO14:30)/ディナー17:00~21:00(LO20:30)
定休日:無休
アクセス:京急馬堀海岸駅より観音崎行きバス10分/タクシー7分(馬堀海岸駅より、ホテルのシャトルバス運行)
地図:京急観音崎ホテルホームページ
観音崎砲台跡を見学
国の史跡指定の対象には含まれていないものの、「観音崎京急ホテル」に隣接する観音崎公園内にも明治から大正にかけて整備された砲台跡の史跡があるので、食後にぶらり散歩してみましょう。観音崎砲台跡
元は弾薬庫の建物というパークセンターを中心に、全部で8ヶ所の砲台跡があります。鬱蒼(うっそう)とした森の中にたたずむ砲台跡は、廃墟感たっぷり。遺跡・廃墟マニアならずとも、冒険心をくすぐられること間違いありません。
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■観音崎砲台跡
問い合わせ先:県立観音崎公園パートナーズ(代表企業:横浜緑地株式会社)
TEL:046-843-8316