映画/おすすめ映画

2016年3月公開のオススメ映画ランキング

2016年3月のオススメ映画は、本当にバラエティ豊かなラインナップ。女性向けの作品が多めかな? というわけで独断と偏見で10作品を選んでみました。映画鑑賞に役立ててくださいね。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

広瀬すずにディズニー/ピクサーも! 女性向けな4作品

『母よ』(2016年3月12日公開)

映画監督のマルゲリータ(マルゲリータ・ブイ)が仕事、母の介護、娘の反抗などに心労を重ねつつも、最後に頼るのはやはり母親という親子の深く切れない絆を描いた人間ドラマ。カンヌ映画祭エキュメニカル審査委員賞受賞。

日本人だったら言葉に出さずに耐えるであろう場面でも、ワンワンと言いあい、感情をむき出しにする登場人物たち。でもぶつかりあって、初めて理解できることもあるのです。コミュニケーションの仕方に違いはあれど、いざというに娘が頼るのはやはり母の存在。母と娘の関係は世界共通です。(公式サイト

監督:ナンニ・モレッティ 出演:マルゲリータ・ブイ、ジョン・タートゥーロ、ナンニ・モレッティ


『アーロと少年』(2016年3月12日公開)


弱虫な恐竜の“アーロ”とやさしい少年“スポット”の友情を描いたディズニー/ピクサーアニメの新作です。

アートとスポットの冒険の旅は決して楽じゃないけど、だからこそ二人の仲も深まるというもので。恐竜が言葉をしゃべって、人間の少年が言葉を知らないという設定がおもしろい。二人が言葉を交わさずとも理解しあって、友情を深めていく様子がとてもうまく描写されていて、これはピーター・ソーン監督の巧みな演出術のおかげでしょう。

アーロと少年を次々と襲う生き物たちや大自然の驚異なども色鮮やかに描かれていてヴィジュアルも圧巻! 大人も子供も楽しめて感動できるファミリーピクチャーです。
公式サイト

監督:ピーター・ソーン 


『ちはやふる(上の句)』(2016年3月19日公開)

幼なじみの千早(広瀬すず)、太一(野村周平)、新(真剣佑)は、競技かるたで遊ぶ仲間。しかし、新が引っ越してしまい、離ればなれに。千早は高校で競技かるた部を創部して、全国大会を目指します。それは新に「強くなったね」と言ってほしいとの思いがきっかけでしたが、次第に競技かるたにのめりこんで行くのです。

同名漫画の実写映画化。広瀬すずは、少女漫画から抜け出してきたような美少女ですから、ヒロインにドンピシャです。原作の世界を壊さないように丁寧に演出しているのがわかり、登場人物たちと同世代や漫画ファンは大満足でしょう! ちなみに千早が好きな新を演じる真剣佑は、あの千葉真一の息子さんです。イケメンですよ、注目!(公式サイト
(上の句は前編。後編の下の句は4月29日公開)

監督:小泉徳宏 出演:広瀬すず、野村周平、真剣佑、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也、松岡茉優ほか


『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』(2016年3月4日公開)

好評を博した『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の続編。

オンボロホテルに文句を言っていたイギリス人の男女5人ですが、すっかりお気に入りに。そのオンボロホテルも大繁盛し、若きオーナーはホテルを拡大させようと画策します。そんな中、イヴリンらの恋愛問題も持ちあがる……という、ホテルを舞台に描かれる人間模様を描いた人情ドラマ。

ジュディ・デンチ、マギー・スミスなどベテランの演技派がメインキャスト。平均年齢は高いのに、なんだろうこの明るさ、元気さ、楽しさ! 若きオーナーがはりきるほどに「まあ、落ち着きなさいよ」と言わんばかりの面々にミョーな安心感。落ち着きや上品さを見せながらもお茶目なおじいちゃん、おばあちゃんを見ているだけで幸せな気持ちになるし、老いても人生を大いに楽しむ彼らに勇気をもらえます。(公式サイト

監督:ジョン・マッデン 出演:ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ビル・ナイ、デヴ・パテル、ペネロープ・ウィルトン、リチャード・ギアほか

>次のページでは、人気アメコミヒーローと名探偵とカッコイイおばあちゃんの映画をご紹介!
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