そこで今回は、住宅ローンでいちばん気になる「審査」についてご説明したいと思います。書類の準備に戸惑ったり、審査期間が長くなったりして、実行されるまでに数週間~数ヶ月かかってしまうことも。でも、最近では、審査が早く申し込みから契約まで最短10日で審査できる金融機関があるようです。
まずは、審査の流れや注意ポイントを見てみましょう。
住宅ローンには、2つの「審査」がある
家やマンションを買う場合、一括払いで……とはいきません。ほとんどの方がローンを組まれることと思います。金額が大きいため、お金を貸し出す銀行も「ほんとうに返済できる人なのか?」と慎重になります。そのため、住宅ローンには「事前審査(仮審査)」と「本審査」の2つの審査があります。マイホームは大きな買い物。住宅ローンの利用も慎重になる
住宅ローン「事前審査」で気をつけること
「事前審査」は、自分が欲しい物件の価格や工事請負金額が決まった後に、銀行などの金融機関が行う審査のことです。事前審査には、自分の収入状況、勤務先(勤続年数なども)や家族構成といった個人の情報などが必要になります。自動車などでローンを組まれている方は、その債務額がわかる情報が必要になります。これらの情報を元に、金融機関はローンの返済能力の確認をします。
では、金融機関は借りる人をどういったポイントで審査しているのでしょうか。国土交通省の「平成26年度民間住宅ローンの実態に関する調査」の結果報告書によると、審査基準となる約20項目のうち、次の7つのポイントが重要視されているそうです。
この事前審査には、1週間程度かかるといわれています。
最近注目しているのが、三菱UFJ銀行とKDDIが共同出資した「じぶん銀行」で、事前審査は最短でその日のうちに分かるそうです。
住宅ローン「事前審査」で落ちやすい人とは…?
あくまで私見となりますが、住宅ローンの事前審査では、特に「勤続年数」が重視されているような印象があります。たとえば、短い期間で転職を何度も繰り返している方や転職して1年経っていない方などは、審査が通りづらい傾向があります。
収入に空白期間がある方も審査を通過することは難しいかもしれません。この場合、収入がなかった期間の後、少なくとも2年以上は同じ勤務先に勤めて収入を得てから、審査を受けた方がいいでしょう。
また、収入が安定していれば、勤めている会社の規模は関係ないといえます。大企業に勤めていないといけない、いう訳ではありません。
住宅ローン「本審査」で気をつけること
事前審査が通った後、「本審査」がおこなわれます。基本的に調査されるポイントは事前審査と同じですが、申込者の返済能力をより細かく調査されます。場合によって長引くこともありますが、本審査にはおおむね2週間~4週間かかることが一般的です。ただし、最近は本審査が2~3日と非常に短い銀行も出てきています。
本審査が無事通過すると、2週間~4週間ほどでローンが実行されます。が、本審査を通過しローンが実行される前に、新たにローンを組んだり、税金を滞納したり、退職や転職、離婚したりすると再審査になります。最悪の場合、審査が通らず契約違反となってしまいますので、注意してください。
家族が楽しく、安心できる暮らしを手に入れる
じぶん銀行の住宅ローンは、手続きがシンプルでスピーディー
以上、住宅ローンの借入れ、借換の段取りについて簡単にみてきました。たくさんの書類を集めたり、書いたり、銀行へ足を運んだり……大変だな、と思われた方もいらっしゃると思います。そこで、注目したいのがネット銀行のひとつ「じぶん銀行」です。
じぶん銀行の住宅ローンの手続きはパソコンやスマートフォンでできるので、家や出先など好きな場所、好きな時間に審査を受けることができます。しかも事前審査/仮審査はその日のうち、本審査は2~3日で結果がわかるそうです(最短の場合)。
「じぶん銀行」の住宅ローンは、スマホやパソコンで手続きできるので面倒な手間がいらない
原則として契約書の記載や捺印が不要なうえ、契約に必要な書類はアップロードで提出可能ですので、手続きにかかる時間を短縮できます。早くローンを組んで物件を抑えたい方には有利です。また、月中で手続きすると月末に完了するので、当月金利が適用できます。
こんなに早くローンを組めて大丈夫なのだろうか……?と、不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。じぶん銀行は、三菱UFJ銀行とKDDIがそれぞれ50%ずつ出資をしており、経営基盤は安定しているといえます。安心できるネット銀行のひとつであることは間違いありません。
取材協力:じぶん銀行
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