お金能力がある人ほど、お金には頼らないで生きる

私はこれまで10年以上に渡って、数多くの方の家計相談を行ってきました。そ して、お金能力のある人(きちんと貯蓄形成できている人)にはいくつかの共通点があることに気がついてきました。中でも、とても重要だなと思う「お金能力のある人の3つの習慣」をここでご紹介しましょう。

お金力がある人はどのような人なのかを考えてみましょう!

お金力がある人はどのような人なのかを考えてみましょう!



1.自分の価値観を持っている

もっとも重要な要素です。一言で言うと、「足るを知る」。すでにあるもの・持っているものをしっかり生かし、自分に必要なもの、本当に欲しいものを見極め、余計なモノを欲しがりません。よく「お金持ちはケチだ」といいますが、私が思うに、それは間違いです。お金持ちは、自分の価値観をしっかり持っている人たちのことです。

例えば、お金持ちの人が10年以上も同じ車に乗り続けているとしましょう。周りは、お金があるのになぜ新しい車を買わないのだろうと思うかもしれません。だから、ケチだと噂するのでしょう。でも、当の本人からすれば、必要ないから新しい車を買うことはしません。

お金があるから買う、欲しいから買う、でお金を使う人は、お金は貯まりません。人の目を気にすることなく、自分の価値観でしっかり物事を考え、周りが持っているからという理由ではなく、自分にとって「必要」かどうかを基準にお金を使います。お金能力のある人は、足るを知る生活をきちんと実行しています。

2.自分を知る

私の経験上、お金が貯まらないと言う人の多くが、毎月いくら使っているか、何に使っているのか、さらには貯蓄額も分かっていません。つまり、まったく自分のことを把握していないのです。

一方、きちんとお金が貯まる人はそんなことありません。もっというと、将来こうなりたいという目標を持っています。そのためにはお金が必要になるので、事前に計画的にお金をコントロールしようとします。自分を知ることは、自然と目の前にあるお金を大切にする行動につながるのです。

3.考える

お金を使わない「足るを知る」生活をするには、実は工夫が必要です。というのも、いまはあまりにモノが溢れ、何でも買ってしまえば楽に暮らせるからです。ところが、買ってばかりいてはお金は貯まりません。割安なモノをしっかり比較して買ったり、持っているモノを最大限有効活用したり、あるいはお金を使わないで別のやり方を考えることも必要です。

受動的に目に入ってくる情報の多くは宣伝です。お金を使うように誘導されています。お金の世界は「知らぬが損」。みずから能動的に情報収集して、宣伝に惑わされないよう知識武装することは、お金能力を養うにはとても重要な時代でしょう。日ごろから「考える」クセがある人は、柔軟性が高いように思います。そういう人は受動的な情報も「本当にそうかな」と、考えることができます。ところが、考えるクセがないと、そのまま真に受けてしまって、余計なお金を使ってしまうことにつながりやすいです。

いまは、本当にモノが溢れています。お金はいくらあっても足りないのが本音かもしれません。でも、モノで心は満たされませんし、心の豊かさはお金では買えません。いま挙げた3つの習慣は、「お金に振り回されない習慣」ともいえます。つまり、お金能力のある人ほど、実はお金に頼って生きていません。

お金はあくまで道具です。日本は経済発展を遂げ、どこかお金が主人公のようになっていますが、あくまで人生の主人公は自分であることを再認識してみてください。お金能力のある人は、結局は、自分らしく生きることを知っている人なのです。


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