座りすぎは体に悪いというけれど

デスクワーク

デスクワークは長時間座った状態になりやすい

早稲田大学スポーツ科学学術院・岡浩一朗教授によると、40~64歳の日本人成人の余暇におけるテレビ視聴は一日平均2.5時間、パソコンやスマートフォン利用に約1時間、仕事中は約3時間座っており、一日の平均座位時間は8~9時間程度で、世界20ヵ国の成人との比較では日本人成人の座位時間が最長。多くの日本人が座りすぎであると指摘されています(参考ページ:「座り過ぎ」が健康寿命を縮める)。

また人間行動学の専門家、トム・ラス氏の『座らない!成果を出し続ける人の健康習慣』という書籍では、運動不足による健康への影響を懸念しており、健康リスクとしては「喫煙よりも体に悪い」とさえ言及されています。

しかし、そういわれても「座りすぎ」かどうか、実際のところあまりよくわからないし、そもそも通勤通学時に移動しているから問題ないのでは?と感じる人もいるのではないでしょうか。

1時間に1回、「スタンド」機能が運動を促す

スタンド機能

座り続けているとメッセージが届く

ウエアラブルデバイスとして運動不足を改善する効果が期待できるというApple Watch。たくさんの機能がついていて「私には使いこなせないのではないか…」と若干尻込み気味だったのですが、やはり運動不足は解消したいし、生活習慣病とも無縁でいたい。さらに欲を言えばダイエット効果も期待したい!ということで、ものは試しに腕時計として毎日装着してみることにしました。

仕事中、常にパソコンの画面をずっと見続けていると、いよいよ肩こりや腰痛がひどくなってしまいそうですよね。だからこそ30分~1時間に1回程度休憩をとって体を動かし、集中力を回復させて、運動不足解消とともに仕事の効率化に期待したいものですが、いちいち時計を気にして体を動かすということはむずかしいかもしれません。

しかし、Apple Watchのアクティビティ機能の一つである「スタンド」は、座っている時間が長くなると1時間に1回は「立ち上がって体を動かしましょう」というメッセージが毎時50分頃に振動とともに表示されます。Apple Watchには加速度センサーと心拍数モニターが内蔵されているため、ユーザーの動きや運動強度などを追跡することが可能であり、私がずっと座っている状態であることはお見通しなのですね……。

スタンド機能

1時間に1分の運動でクリア

こうしてメッセージが届くと、可能な限り立ち上がってウロウロと周辺を歩き回ることになります。まさにApple Watchに行動を促されているような感じですが、トイレ休憩であったり、コーヒーブレークがてら飲み物を買いにいったりして、いい気分転換になります。スタンド機能で1時間に1回の運動をクリアすると、何となくホッとした気分にもなります。

ただ困るのは車の運転中や会議中などで身動きのとれない状態の時です。これは仕方がないので次の1時間では必ず体を動かすように時間をとるようにしています。1日のうち12時間クリアできるとノルマ達成です。実際につけてみると意外と体を動かしていないことがわかります。

何となく達成したくなる仕組み

Apple Watchのアクティビティ機能には、この他に「ムーブ」と「エクササイズ」機能があります。

「ムーブ」は、1日の中で消費カロリーの目標を設定し、どの程度消費できたかを計測する機能です。普段から体を動かすことが多い人は高めの設定に、日常生活であまり体を動かさないという人は低めの設定にとそれぞれのライフスタイルに合わせて設定することが出来ます。

また「エクササイズ」は早歩き程度の運動を1日30分行いましょうという指標です。徒歩移動で少し早めに歩くことで「エクササイズ」としてカウントされ、その時間が30分以上であれば一日のエクササイズゴールとなります。私はApple Watchをつけてからというもの、エクササイズゴールを達成するために近所のスーパーに車ではなく徒歩で買い物に出かけるようになりました。往復にして15分程度ですが少しでも運動不足を解消するためにコツコツ積みかさねています。

三重丸を目指して体を動かす日々

アクティビティ機能

三重のドーナツリングが完成!

このアクティビティ機能はドーナツリング状に表示され、一日のゴールが達成されると“○”がもらえる仕組みになっています。「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」と3つの項目をすべてクリアすると三重丸!ということです。そしてこの三重丸はなんとなく嬉しいものです。

達成感が目に見える形となってとてもわかりやすいだけではなく、このアクティビティログをiPhoneに転送し、記録しておくことも出来ます。また歩数計としての機能も持っているため、どのくらい歩いたかという歩数と距離も数値で確認することが可能です。運動量の目安といわれる一日一万歩もApple Watchをつけて過ごすだけで確認できるため、歩数が足りないときにまたまた近所に買い物に出かける……といったことも増えています。

コーチがそばにいて応援してくれる

何もしなくても運動量を計測してくれるアクティビティ機能は、ウエアラブルデバイスとして大きな役割を担っていると改めて感じさせられました。Apple Watchに行動を指示されているという感覚もありますが、それは同時に適切なコーチがそばにいて私のことを考えて健康のために指導してくれていると思えば、大変ありがたいことです。「行動が変わると習慣が変わる」といいますが、こうした日々の積み重ねが運動不足解消につながるため、これからも楽しんで体を動かしたいと思います。

Apple Watchにはこの他にも「ワークアウト」という標準アプリがついており、「ウォーキング」「ランニング」「サイクリング」といったようにより詳細に運動を選択して測定する機能がついています。アクティビティ機能に慣れてきたら、ぜひこちらもチャレンジしてみたいと思います。

 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項