「みせる」「つかう」「しまう」3つのカタチで収納をつくる
見えない所に隠したい人もいれば、お気に入りを飾って楽しみたいという人もいます。インテリアとしての収納を際立たせたいのか、部屋に馴染ませたいのか?まずは、わが家の使い方や好みをしっかりと把握することがポイント。ライフスタイルや習慣から、「みせる」「つかう」「しまう」3つのカタチで、住まい全体の収納バランスを考えていくことが重要なのだそうです。上:ライン状の一枚棚で「みせる」カタチとキャビネットで「しまう」カタチに。キャビネットの上も「みせる」場になる。 下:頻繁に使うモノは扉のない「つかう」カタチで機能的に
ヴィータスのカタログを見て収納のことを考えよう
鉄則1.「みせる」カタチでこだわりを表現する
収納を計画するときに心が躍るのは、趣味や自慢の品々を飾ることを考えるとき。何をどう並べようか、部屋のどこに置いたらキレイに見えるのかなど気合が入ることでしょう。上:リビングと和室を「みせる」カタチでつなげるプロのテクニックを参考にしたい。下:目線から外れる下のほうに棚を付けて、さり気なくモノを置いておく収納法を真似したい
鉄則2.「つかう」カタチで片付けをラクにする
子どもたちがよく使うおもちゃや絵本をしまうのは、扉のない「つかう」カタチのキャビネットにすると、自分たちで片付けられるようになるのでお勧めしたいスタイルだとか。子育てをしながら共働きをしている開発メンバーならではの提案です。カタログの収納プランを見ていると使い方のイメージが膨らむ
調理家電には「つかう」カタチがピッタリ。常にアクティブな収納になる
鉄則3.「しまう」カタチでスッキリと整える
家事室やランドリーコーナのようなワークスペースには、作業に必要な生活用品がいろいろあります。よく使うモノは扉のない「つかう」カタチで収納したほうがいいのですが、洗剤や入浴用品のストックなどは、「しまう」カタチにして雑多なスペースにならないようにしたいものです。使うときだけ引き出せるスライドランドリーバーは仮掛けに便利
左:扉を2色使いにして上部キャビネットの圧迫感を軽減。右:「みせる」カタチを取り入れたカウンタートップ。収納とインテリアのバランスを考えたい
鉄則4.片付くインテリアでは収納の高さをアレンジする
「洗濯物を取り込んだら、その流れで立った姿勢でたたむ作業がしたい」とメンバーは言います。共働きの女性をはじめとして、子育て中のママたちは何かと忙しいのです。左:デスクカウンターにキャビネットを組み合わせて、使う場所の近くに収納。右:家事コーナーではアイロンがけやたたむスペースとしてトールキャビネットの一部をオープンに。ランドリーボックスと収納庫を設けてその場で片付けたい
上:ベッドとベッドの間にキャビネットを置いて、どちらからも使える収納に。下:ソファに座った姿勢で、メガネやリモコンなど使いたいものに手が届くスタイル
鉄則5.動線に合わせて片付くシステムづくり
家が完成したあとに、納戸をつくればよかったと後悔する声を聞いたことがあります。とりあえず何でもしまっておける場所があると、安心できるからなのだそうです。一方で納戸のある家の場合には、いつもいる場所から一番遠い場所にあるので、いったんしまうとそのままになりやすいとか。家のどこにどんな収納を設けたらいいのでしょう。それは「暮らし動線」から考えるのがいいのだと開発メンバーは言います。適材適所を考えて収納をプランしたい。カタログに使われている収納用品も参考になる
収納はたくさんあったほうがいいと思いがちですが、間取りから収納を考えることが大事なのだと開発メンバーは強調していました。何をどうしまう?どこにどんな収納があったらいい?を考えながら収納をプランして、「片付けやすく、暮らしやすく、ストレスフリーな毎日」にしていきたいですね。