企業経営のノウハウ/企業と経営の関連情報

社内コミュニケーションに効果あり。3つの注目製品

社内コミュニケーションに関するセミナーでお話する機会が増えています。参加人数も多く、企業規模を問わず、多くの企業の優先課題となっていることを実感しています。組織である限り、構成員間のコミュニケーションは必要不可欠。さまざまな施策を取られていることでしょう。仕事柄、社内コミュニケーションに関する新サービス、新製品の情報もいろいろと入ってきます。今回、その情報の中からいくつか紹介していきましょう。

豊田 健一

執筆者:豊田 健一

総務人事・社内コミュニケーションガイド

オフィスの雰囲気が早変わり。オフィスファブリック

ファブリックを利用している様子

オフィスファブリックでオフィスの雰囲気を変える

一つ目の注目製品は、オフィスファブリックです。ファブリックとは布地のこと、それをオフィス内でも活用することで、無機質だったオフィス環境がますます快適になるというのです。

色あざやかなテーブルクロスを、会議室のテーブルに掛ける。日当たりのよいダイニングテーブルのような居心地の良さ、無機質な感じの排除や部屋の雰囲気をシーンによって変えられるテーブルクロスの可能性。

テーブルクロスの布地の色を変えれば、集中できる空間、ブレストのための発散の場へと、なにも会議室空間の壁の色を塗り替えることもなく、それ相応の空間に早変わりできるのです。

ファブリック本来の使い方であるテーブルクロスだけでなく、目隠しの効用もあります。手が回らず片付かないときは、ファブリックを被せることで、すぐに目隠しをすることができます。机の上が綺麗な人ほど仕事ができるのは、余分な情報がないことによると言われます。ファブリックを活用することで、集中できる場も作り出せるので、頭の疲れも軽減できます。

シンプルで、ありきたりのデザインになりがちのオフィスファニチャー。テーブルなどにファブリックをプラスすることで、「やさしさ」、「上品さ」、「丁寧さ」が加わり、気持ちにゆとりが生まれるのです。オフィスファニチャーの快適さ、オフィス内の壁の色合い、オフィスに流れる音や香り。オフィスの環境整備にはいろいろな仕掛けがあります。これからはちょっとしたオフィスファブリックを添えることで、オフィスがますます快適になるのではないでしょうか?

オフィスファブリック http://www.off-hitotema.com/ 

小さなスペースがコミュニケーションポイントに。5坪カフェ

カフェの様子

オフィス内のカフェでコミュニケーションを活性化する

リフレッシュスペースの一つとして、オフィス内にカフェコーナーを設置する企業を良く見かけます。実際にカフェの運用を外部に委託している企業もあります。スターバックスがオフィス内にあるイメージですね。コーヒーだけでなく、メニューも豊富に取り揃え、本当に美味しいコーヒーが飲めるようになっています。それも無料で提供されているところもあります。

しかし、それができるところは大企業。しかもカフェの設備を入れるとなると、水回りから電源、さまざまなインフラが必要となります。そこで、1坪からカフェコーナーが作れるサービスが登場。電源さえあれば、コーヒーマシーンを設置して、セルフ式のカフェコーナーが出来上がります。スタンディングでコーヒーが楽しめるカウンターがあったり、デジタルサイネージを設置したりして、その場でコミュニケーションが盛り上がる展開が可能なセットです。1坪から設置が可能なので、大規模なオフィスレイアウトを施すことなく、ちょっとした使われていないスペースがあれば十分設置が可能です。

アメリカでの話ですが、営業部門の各部署にばらばらに設置してあったコーヒーコーナーを一か所に集約したら、なんと売り上げが20%アップしたという事例があるそうです。ほっとしたひと時、リラックスした状態でのコミュニケーションは威力が絶大です。そんなひと時が演出できる場、部門を超えたメンバーが交わる場、ナレッジの共有とイノベーションのきっかけを提供する場として活用できそうです。

5坪カフェ http://5tbcafe.plus.co.jp/ 

究極のリラックススペース。高気圧酸素ボックス

良くスポーツ選手が試合中、回復を早めるために酸素を吸入している姿を見ることがあります。疲れは、筋肉に乳酸が溜まっていくと感じるようになっていて、また、肩のコリや身体のだるさも乳酸の仕業です。多くの酸素を取り入れることで、この乳酸を炭酸ガスと水に分解して体外へ排出し、回復を早めているのです。プロ野球チームやサッカーチームなどが酸素カプセルをチーム内に設置しているのは、こういう理由からなのです。

また、全身の酸素消費量の20~25%は脳で消費すると言われています。脳の働きが活発になると、通常よりたくさんの酸素が必要となります。そして、酸素が十分に供給されると、脳は活発に働いているα波を出している状態になります。この状態は、集中力や記憶力が高まっていることを示します。

働く上で、体の疲労と脳の疲労が回復できるのであれば、生産性も維持でき、高いモチベーションを継続できるでしょう。その酸素を取り入れることのできる施設が進化しています。今までは一人が横になって入るだけでしたが、それが複数人が座って入ることのできる大きさにまで進化しています。コミュニケーションしながら体と脳の疲労回復ができるのです。まさに究極のリラックススペース。徐々に企業に導入され始めているようです。

高気圧酸素ボックス http://www.o2-capsule.com/seihin/index.html#so2dome

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