熱帯魚/熱帯魚オンライン図鑑

ブラック・パラダイスフィッシュの基本情報と飼育方法

今回は、ブラック・パラダイスフィッシュの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。ブラック・パラダイスフィッシュは、餌は何でも良く食べ、飼育繁殖はそれ程難しくない。極度に攻撃的な種類とも言えないが、余り協調性の高い魚でも無いですよ。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

ブラック・パラダイスフィッシュの基本情報

ブラック・パラダイスフィッシュの基本情報

画像提供:オオツカ熱帯魚

ブラック・パラダイスフィッシュ

学 名:Macropodus spechti(Schreitm?ller, 1936)
通称名:マクロポーダス コンコロール
英 名:Black paradise fish
分 布:ベトナム
サイズ:♂ 12cm
Temp :20-26℃
pH  :6.5-7.8


写真の個体はまだ若魚だが、成熟した雄では全身が黒ずみ各ヒレのブルーの発色も一層際立つ。可也渋好みの魚であるため好き嫌いの分かれるところだが、成魚のフィンスプレッディングは絶品だ。餌は何でも良く食べ、飼育繁殖はそれ程難しくない。グラミーの仲間と同様に、水面に泡巣を作りそこに産卵する。

極度に攻撃的な種類とも言えないが、余り協調性の高い魚でも無い。60cm以上の水槽であれば、大人しい種類でなければ混泳も可能だろうが、やはり20L以上の水槽でペア飼いをし、泡巣作りから産卵の様子を観察するような飼育スタイルをお奨めしたい。

マクロポドゥス属は5種が知られており、中国南部、台湾、ベトナムなどに分布している。日本にもタイワンキンギョ Macropodus opercularis(Linnaeus,1758)、チョウセンブナ Macropodus ocellatus(Cantor, 1842)が一部地域に帰化していることが知られている。前者に関しては、その分布が自然分布か人為的なものであるかは、はっきりしていないようである。

【関連記事】

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます