節分や恵方巻の由来とは? 豆まきアイデア
豆をまいたり、巻きずしを丸かぶりしたりと、2月3日の節分は子供にとっても楽しい行事になっています
節分の由来
「節分」は文字通り、季節を分けるという意味があり、旧暦の大晦日にあたります。新しい年の無病息災や福が訪れることを願い豆をまくようになりました。子供には
「2月3日は昔の大晦日、1年の終わりの日だったの。新しい年に悪いことが起こらないように、幸せがやってきますようにって願う日なのよ」
と、話すとよいでしょう。
豆まきの由来
節分に豆をまく由来は諸説ありますが、「昔、都に鬼が出て悪い事をするので、七福神の一人、毘沙門天がオニに豆を投げて追い払うように人々に教えた」という説が一般的です。現在は邪気を追い払い、福を家に招く願いを込めて、「鬼は外」と玄関から外へ、「福は内」と各部屋に豆をまくとされています。
子供には
「○○ちゃんの泣き虫オニや弱虫オニを追い払うのよ、そしてたくさんの良いことがありますように、ってお願いするの。だから『鬼は外、福は内』と言って豆をなげるのよ」
と、話してあげると分かり易いでしょう。
「豆」をまき、食べる意味
豆は昔から、魔除けの力があると信じられていました。「魔目」「魔滅」と語呂合わせで、魔物の目に豆を投げ、魔物を滅ぼすと言われています。また、マメに働く、という意味も掛け合わせ、1年間の健康を願い、まいた豆を年の数よりひとつ多く食べます。子供には
「豆には、オニを追い払う力があるって昔、信じられていたの。だから豆をまいてオニを退治するのよ。そして新しい1年も、健康で元気に過ごせますように…って願って、豆を食べるの」
と、話すとよいでしょう。
恵方巻の由来
恵方巻の由来とは?
幼児には、細巻きにしたり、ノリを細かくちぎって、ご飯の周りに貼り付けたりと、食べやすいようにしましょう。また3歳くらいになると大人との会話も成立してきますので、お願い事や、達成したい目標などを話すのも良いですね。
「何か、頑張りたいことある?それを心に誓って、黙って恵方巻を丸かぶりしよう!」
と、その年の恵方を伝えながら、話すとよいでしょう。
柊の小枝と鰯の頭の由来
最近では見かける家も少なくなりましたが、柊のトゲと鰯の臭気をオニが嫌うので、家の中に入って来ないようにするため、魔除けとして柊の小枝と鰯の頭を玄関に刺します。子供には、
「鬼は柊のトゲトゲの葉っぱと、イワシの臭いが嫌いなの。だから家の中に入って来ないようにするため、玄関に刺すのよ」
と、話すとよいでしょう。
幼児も楽しめる豆まきの簡単アイデア
色紙とペットボトルでカラフル豆とオニを制作し、的当てのようにして遊ぶと盛り上がるでしょう
■カラフル豆の作り方
1、新聞紙、色紙、セロハンテープを用意します。
2、新聞紙を丸めます。
3、丸めた新聞紙を色紙で包み、セロハンテープで留めます。
これだと、誤飲の心配もなく、年齢の低い子1歳前後の子も投げることができます。親子一緒に作るとコミュニケーションも深まり、更に節分の楽しさが増しますね。
また、ペットボトルでオニを作り、的当てをしても楽しいでしょう。作り方は、ペットボトルにオニの顔とパンツを貼るだけ。カラフルな豆をオニめがけて投げ、当って倒れると、子供は喜んで何度も繰り返すでしょう。ひとつの的を狙うこと、繰り返しすることで、集中力も養われます。
幼児の頃から、体験し楽しむことが大切
厄除けの風習として行われる節分の行事を幼い子供も家族の一員として、無病息災を願い、福が訪れるように一緒に楽しみたいですね。由来の説明は、まだ理解が出来ないかもしれませんが、毎年、節分の行事と一緒に話してあげることで、体験と照らし合わせ理解し始めるでしょう。他の家族と同じように、話しかけてあげることが健やかな成長をより促し、少しの工夫で幼児にも有意義なイベントになります。是非家族皆で楽しんでください。