「いいね!」に兄弟が登場
Facebookといえば「いいね!」というイメージがあるように、「いいね!」ボタンはFacebookを代表するものでした。この「いいね!」に加えて、新たに5種類のボタン(絵文字)が登場し、まとめて「リアクション」と呼ばれるになりました。新しいボタンは「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」です。「いいね!」と「超いいね!」と「すごいね」の違いは何だ、という声が聞こえてきそうですが……。
「いいね!」以外のボタンを押す方法
パソコンでは、「いいね!」にカーソルをのせたまま1秒くらい待つと、「いいね!」を含む6種類のボタンが表示されます。押したいボタンをクリックしましょう。6種類のボタンがポップアップで表示される
Android、iOS向けの公式アプリでは、「いいね!」をロングタップ(長押し)すると6種類のボタンが表示されます。
「いいね!」をロングタップすると6種類のボタンが表示される
うまくできないときは、一度ログアウトしてから再度ログインするとできます。
リアクションは6種類のなかから1つしか選べません。例えば「超いいね!」と「うけるね」を同時に押すことはできません。ですが、ボタンを押してから別のボタンを押し直すことはできます。また、コメントに対しては「いいね!」しかできません。
なお、関西弁にするとそれぞれ「ええやん!」「めっちゃええやん!」「笑たわ」「すごいやん」「悲しいわ」「そら怒るわ」になります。
関西弁のほうが違いがわかりやすい?
知っていても使わない人が多い?
問題は、この6種類のボタンをどう使い分けるかです。ガイドがいくつか実験したところ、ボタンの使いどころに悩んでいるようすが受け取れました。まず、新しいボタンの使い方について聞きました。質問はこうです。
その結果、「いいね!」を押したのは約3割。つまり、約7割の友達が「使い方そのものは知っている」ということがわかりました。「超いいね!」の出し方を知っている人は「超いいね!」を、出し方を知らない人は「いいね!」を押してください。
新しいボタンの認知度は約7割(調査日は1月19日、新ボタン導入から5日後)
次に、ネガティブなニュース記事をリンク付きで紹介したところ、「いいね!」と「悲しいね」が1人ずつという結果になりました。もともと硬派なニュース記事にはリアクションがつきにくいのですが、「悲しいね」や「ひどいね」を導入しても、あまり使われていないようです。
ネガティブな投稿にはそもそもリアクションしにくいらしい
特に「ひどいね」は誤解を生みやすいので、使いにくいのかもしれません。友達がニュースへのリンク付きで意見を述べたときに「ひどいね」を押すと、「ひどいニュースだね」なのか、「あなたの考え方はひどいね」なのか、どちらにも受け止められてしまうからです。
注意するのは「悲しいね」と「ひどいね」だけでいいかも
慣れないうちは、「いいね!」と「超いいね!」をそのときの気分で両方使うくらいでいいのかもしれません。リアクションを受ける側に立てば、「いいね!」も「超いいね!」も「すごいね」も「うけるね」も似たような意味なので、「悲しいね」と「ひどいね」と間違えなければ問題ありません。そして「悲しいね」と「ひどいね」は、思わぬ誤解を与えかねないので、慎重に使うようにしましょう。場合によってはコメントで補足するのがオススメです。
使い方に迷っていては、楽しいはずのFacebookが悩ましいものになってしまい、本末転倒です。新しいボタンを無理に使う必要はないので、ゆっくりと慣れていきましょう。