建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

暮らしを繋ぐリノベーション[千歳船橋の集合住宅](5ページ目)

平成19年に竣工した、賃貸住戸とオーナー住戸が一体となった集合住宅。オーナーの家族構成の変化により、2階に暮らしていた息子夫婦が母親と一緒に1階に住むことになりました。2階を賃貸住戸、1階を二世帯住戸とするためのリノベーションです。

執筆者:川畑 博哉

庭の八重桜が家族の記憶を繋ぐ

 

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家具
1. 本棚とテレビ台が一体となった造り付けの家具。
個室
2. テレビ台の背後にあるUさんの趣味室。
前庭
3. 2階のテラスから見た南の前庭。賃貸住戸のガレージの目隠しの前に記念樹の八重桜が植えられている。
裏庭
4. 北側の庭からも飛び石を伝ってオーナー住戸に入ることが出来る。


造り付けのテレビ台の裏は、ご主人のUさんのための小さな趣味室となっています。ここには、お父様から引き継いだアマチュア無線の機械と鉄道のジオラマ模型と電子オルガンが肩を寄せ合うように置かれています。
南側の庭には50年前にこの敷地に記念樹として植えた八重桜が残されています。これは家族の記憶を繋ぐシンボルツリーとなっています。
外観やボリュームが大きく変えることは避け、今までの暮らしの延長にあるリノベーションとしたことで、この地に住んで3代目となるUさんご夫妻が、これからも永く楽しく住み続けられる住まいとなりました。

◆建築データと建築家プロフィール


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