建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

暮らしを繋ぐリノベーション[千歳船橋の集合住宅](2ページ目)

平成19年に竣工した、賃貸住戸とオーナー住戸が一体となった集合住宅。オーナーの家族構成の変化により、2階に暮らしていた息子夫婦が母親と一緒に1階に住むことになりました。2階を賃貸住戸、1階を二世帯住戸とするためのリノベーションです。

執筆者:川畑 博哉

2階に誘う吹抜けの玄関ホール


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玄関
1. 玄関ホールは天井高約5mの2層吹抜け空間。写真:野口毅/野口写真事務所
玄関
2. 上階の踊り場から吹抜けを見下ろす。
 2階
3. 南北に深いLDK。床はナラ材のフローリング。
 2階
4. キッチンから東側を見る。メインルームの奥行きは約9m。
 2階
5. 間口7.3m、奥行き1.5mの南向きのテラス。物干し場としても使えるよう庇にオリジナルの金具が取り付けられている。


以前Uさんご夫妻が住まわれていた2階は、賃貸住戸としてリノベーションされました。まず驚くのが玄関ホールです。ドアを開けるなり、奥のトップライトから柔らかな光が降り注ぐ、2層吹抜けのコンクリートの空間が現れます。ホールの突き当たりで靴を脱ぎ、真っすぐに伸びる軽快なデザインのスチール階段を上がれば、やがて2階にたどりつきます。
2階のメインルームであるLDKは、南北に奥行きのある約24帖の広々としたフローリングのワンルームです。南向きのテラスからは、庭の樹々と広い空を眺めることができます。

◆建築データと建築家プロフィール


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