2016年、空気清浄機は個性光る新提案がトレンド
2016年モデル(2015年秋発売)の個性光る空気清浄機
最近は花粉だけでなく、PM2.5や黄砂などいつでも、一年中空気を浄化したい要因があり、通年家電となっている空気清浄機。とはいえ、やはり購入のピークは冬~春。花粉もピークを迎えますし、窓を閉め切る時間も増えるし、新製品も登場しているし、と気になる人が増えるのでしょう。マイナーチェンジが多かった2015年秋発売の新製品でしたが、少数ではありましたが新提案もありました!そんな個性ある新製品をご紹介します。
フルモデルチェンジで勝負~ダイキン・SLIM TOWER
タワー型の上部に加湿機能が搭載されている独自の新構造
基本設計から見直した新提案が注目ポイント。両側から吸い込むダブルファンを採用することで送風ファンの小型化ができ、設置面積の少ないスリムなタワー型になりました。立方体のタワー型は他のモデルにもありましたが、加湿付きのタイプは、今までにない独自の構造です。
一番手前にあるのが新製品のフィルター、従来は長方形だったフィルターが正方形になり、全面有効に使えるようになった
タワー型にした最大のメリットは設置面積の少なさですが、実はそれだけではありません。まずはフィルターを効率的に活用できるようになったこと。というのも、従来型の場合、送風ファンが円形なのに対しフィルターは長方形のため、フィルターの上下は空気の通過が少なく、全面均一に使われていませんでした。しかし、タワー型にすることで、ファンの円形に合わせた正方形のフィルターにすることができ、全面無駄なく使えるようになったのです。これは盲点でした!!
新構造により、人が感じる運転音を30%以上低減で(※画像:メーカーリリースより)
また、タワー型にすることで、運転音の発生源となる送風ファンが低い位置となり、ファンの上にフィルターを配したことに加え、吹き出し口が広くなり風速を弱めたことで風切り音を低減できたことなど、複数の要因により体感音を30%以上低減。さらに!吸い込み口と吹き出し口が遠くなり、吹き出し口の風量も弱くなっているため、それぞれの気流の影響を受けにくくなり、従来型より吸い込み領域が広くなり、吸引力がアップ!などなど性能面でも多岐にわたって良い効果が出ています。
給水タンクが高い位置になり、毎日の給水が非常に楽!(※画像:メーカー製品サイトより)
そしてガイドが一番気にいったのは、給水タンクの位置。従来型の場合、大半がサイドに給水タンクがあり、どうしても屈まないとタンクの着脱ができませんでしたが、タワー型になったことで給水タンクが高い位置になり、着脱がかなり楽になりました。その分タンク容量は小さくなりましたが、給水は毎日のことなので、着脱が楽なことはかなり高評価です!
以上のように、開発担当さんにいろいろ聞いてみると、タワー型は新たしいだけでなく、従来型と比べ様々な面でメリットが多いということが納得できました。今後のスタンダードになる予感大です。ぜひ一度、店頭でチェックしてみて下さい!
※参考:
メーカー製品サイト
※参考:
ニュースリリース
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