国民食フェイジョアーダとは
肉のいろいろな部位を炭火で焼く「シュハスコ」と並ぶ、ブラジルの国民食といえば「フェイジョアーダ」。黒豆に牛や豚の干し肉、牛タン、豚足、耳などを一緒に煮込んで、油とニンニクと塩で炊いたブラジル米にかけて食べます。見た目は少々グロテスクですが、ブラジル人が愛して止まない一品です。
このフェイジョアーダ、特に南部・南東部で水曜と土曜に食べる習慣がありますが、ブラジリアでは土曜日にメニューに並ぶお店が多いようです。
人気のバール Armazém Do Ferreira
食べ放題ビュッフェ デザートコーナーもあり
そんなブラジリアで、思う存分、本格的フェイジョアーダを楽しみたいという方に一押しなのがこの一軒。店は、ブラジリア中心地から北側尾翼にあたるアザ・ノルチ(Asa Norte)地区に入ったすぐのところで、ホテル地区からも近い便利な場所にあります。フェイジョアーダ・ビュッフェは金・土曜限定ですが、平日夕方以降も「ハッピーアワー・スポット」として人気のバールです。
肉の部位ごとに分かれた鍋
このお店では、干し肉、タン、耳、尻尾など10種類近くの肉の部位がそれぞれの鍋に分かれ、トヘズモ(豚バラ肉の脂身を揚げたもの)やビナグレッチ(野菜みじん切りの酢漬け)、バナナフライ、オレンジなどの「付け合わせフルコース」も取り放題。デザートコーナーには、甘~いブラジルプリンやチョコレートムース、レモンタルトなど定番のブラジルスイーツが揃っています。
これぞ付け合わせも完璧な「フェイジョアーダ・コンプレット」
生演奏を聴きながら、ブラジル時間を過ごそう
満席になる土曜の昼下がり
ブラジリアらしいテラス席のある店内は、1940~50年代のリオデジャネイロの雰囲気を再現しているそう。さらに、フェイジョアーダ・ビュッフェのある金曜と土曜には、バンドによる生演奏があります。観光地巡りに疲れた頃、サンバやボサノバを聴きながら、ブラジル時間をゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、気になるビュッフェのお値段は、金曜日は42.50レアル(約1,300円)、土曜日は45.50レアル(約1,400円)。ボリュームのわりにとってもお得なお値段です。また、ビールがお好きな方、クリーミーな泡たっぷりでキンキンに冷えた生ビール(Chopp)がこの店のもう一つのウリです。ぜひお試しください!(値段は、2015年12月時点)
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■Armazém Do Ferreira
住所: CLN 202, Bl.A, Loja 01 Asa Norte Brasília - DF
TEL: (61) 3327-0167
営業時間:月~木 12:00~24時頃、金・土 11:30~24時頃
※フェイジョアーダ・ビュッフェ+生演奏は、金曜11:30~15:30、土曜11:30~17:00
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