海風香る塩田とワインの街マルサラ
シチリアの最西端に位置する港街マルサラ。地中海を挟んで向かい側のアフリカ大陸まで、たったの150キロメートル! 乾いた西風が吹く港街は、古代カルタゴ、古代ローマとのゆかりも深く、また近年では、ガリバルディ将軍がイタリア統一の第一歩を始めた地でもあり、小さな港町ながら背負った歴史はなかなか深く興味深いものがあります。古代に持ち込まれた塩作りやブドウ造りが行われていたこの街には、日本でも有名な「ドンナフガータのワイナリー」や広大な塩田など、知られざる見どころも。マルサラ酒発祥の地でもあり、マルサラ酒の試飲体験ができる珍しいワイナリー老舗「フローリオ」もあります。
バロックの旧市街は小さく、やはり徒歩でのんびり散歩にぴったり。美味な魚介のリストランテも多く、またメインストリートに並ぶエノテカでワインを楽しむのも一興です。お土産には、名産のマグロ製品や天然塩、ワイン。グルメなら訪れてみたい街のひとつでしょう。
アクセス:パレルモからは、約130キロ。レンタカーや専用車であれば、約1時間30分の距離です。公共バスの場合は、SALEMI社を利用。パレルモ中央駅裏の乗り場から、平日6:15始発~21:15終発で19本運行。所要時間は約2時間15分です。マルサラ発は平日4:45始発~19:30終発。日帰りが可能です。
参考:
魅惑のシチリアグルメ ミネラル満載!地中海の天然塩
マリアージュも体験できるワイナリー見学/シチリア
※バスの運行時刻は2015年12月現在のデータです。