バドミントン/バドミントン関連情報

バドミントン日本選手、2015年の活躍を振り返る(2ページ目)

2015年も終わりに近づいてきました。そこで2016年を迎える前に、ここで一度2015年の日本バドミントンを振り返ってみたいと思います。2015年は日本バドミントン界にとって飛躍の年になりました。世界に対してどれほどの活躍だったか、試合結果から見てみましょう。

執筆者:堤 嘉軌

下半期の日本バドミントン選手の結果を振り返る

No.1は私!

No.1は私!

引き続き2015年の9月からの試合結果を振り返ってみましょう。上半期と同様に世界ランキングに影響のあるスーパーシリーズの結果です。日本人選手は、どれくらい活躍できたのでしょうか。

 
◆ヨネックスオープン
9月に東京で行われたヨネックスオープン。数少ないホームでの戦い。その結果は……。

男子ダブルスで遠藤&早川ペアが第3位、女子ダブルスで松尾&内藤ペアが同じく第3位に輝きました。そして、女子シングルスで、奥原選手が優勝! また第2位には山口選手。なんとワンツーフィニッシュを飾ることができました。


◆韓国オープン
9月中旬にお隣韓国のソウルで行われた本大会。

ここでは男子シングルスの桃田 賢斗選手が1週間前の雪辱を晴らすようにインドネシアのSUGIARTO Tommy選手に2回戦で勝ち、そのまま勝ち進みましたが、準決勝で中国のCHEN Long選手に負けてしまいましたが、第3位に輝きました。

またヨネックスオープンでは惜しくも優勝を逃した山口選手が準々決勝の日本人対決を制し、第3位と2大会連続の表彰台です。


◆デンマークオープン
10月13日からデンマークのオーデンセで行われた本大会。

男子ダブルスでは早川&遠藤ペアが2回戦でロシアの先週に惜しくも敗れ、男子シングルス、女子シングルスは準々決勝でそれぞれ台湾のCHOU Tien Chen選手、韓国のSUNG Ji Hyun先週に敗れ、表彰台を逃す結果となりました。

しかし、女子ダブルスでは垣岩&前田ペアがインド、台湾、香港の選手を順当に倒し、第3位に輝きました。


◆フランスオープン
10月20日からフランスのパリで行われた本大会。

3月のマレーシアオープン依頼となる今季2回目となる日本勢全てが表彰台に上れない結果となってしまいました。残念。男子シングルスでは佐々木 翔選手がマレーシアのLEE Chong Wei選手に、女子シングルスは奥原 希望選手が中国のWANG Shixian選手、男子ダブルスは遠藤&早川ペアが韓国のLEE&YOOペアにそれぞれ準決勝で敗れています。


◆中国オープン
11月10日から中国の福州市で行われた本大会では、ダブルス勢が頑張ってくれました。

男子ダブルスでは遠藤&早川ペアは準決勝で韓国のKIM&KIMペアに敗れ第3位、女子ダブルスでは松友&高橋ペアは決勝で中国のTANG&YUペアにファイナルゲームの末敗れましたが準優勝です!

シングルス勢は女子ダブルスの奥原 希望選手が準々決勝でインドのNEHWAL選手に、男子シングルスは桃田 賢斗選手が2回戦で姿を消しています。


◆香港オープン
香港の九龍で11月に行われた本大会では、日本女子勢が好成績を残してくれました。

女子シングルスでは奥原選手が決勝に進み、当時世界ランキング1位のスペインのMARIN選手と対決しました。第1ゲームを落としましたが第2ゲームを取り返し、そのまま優勝か、と思われましたが1歩及ばず、準優勝となりました。さらに、女子ダブルスでは福万&與猶ペアが第3位に輝き、女子シングルス、ダブルスで表彰台となりました。


◆スーパーシリーズ・ファイナルズ
本大会は、今年のスーパーシリーズの成績を集計し算出されたランキングの上位8名(ペア)のみが招待される特別な大会です。その年のキングオブキングスを決める大会だと言っても過言はないでしょう。そして2015年のファイナルズの結果は……。

なんと、シングルスで日本人選手がアベック優勝を果たしました! 男子シングルスが桃田 賢斗選手、女子シングルスが奥原選手

桃田 賢斗選手は9月以降スーパーシリーズの表彰台からは遠ざかっていましたが、最後の最後で決めてくれました。奥原選手は前の香港オープンの勢いそのまま優勝までのぼりつめる結果となりました。また松友&高橋ペアも第3位と好成績を収めています。


2015年下半期まとめ

東京のヨネックスオープンの女子シングルスのワンツーフィニッシュを皮切りに女子勢の活躍が目立ったような印象の2015年下半期でした。

女子ダブルスはほとんどの大会で表彰台に上っていますが、一番高い表彰台が獲れていないのが悔しいとところ。やはり女子ダブルスは中国が圧倒的に強い。
また忘れてはいけない2015年のビッグニュース、それはスーパーシリーズ・ファイナルズの男子シングルス、女子シングルスのアベック優勝

これはもう、来年のリオ五輪に期待をせざるを得ない! きっと黄金に輝く1等賞の証を日本に持って帰ってきてくれることでしょう!
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonでバドミントン関連の商品をチェック!楽天市場でバドミントン関連の商品をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます