ストックホルムのクリスマスマーケット

ぜひ、訪れたいストックホルムのクリスマスマーケット

12月にスウェーデン旅行を計画したら外せないのが、クリスマスマーケット巡りです。スウェーデンのクリスマスマーケットは、「ユール・マルクナド(Julmarknad)」と呼ばれ、地元の人々も毎年楽しみにしています。クリスマスイブより約4週間前のアドベントと呼ばれる日曜日から、毎週ろうそくに火を灯して、クリスマスを待ちわびるスウェーデン。このアドベントの1週間前、11月の下旬からクリスマスマーケットが開催され始めます。毎日開催されていところや毎週末開催されているところなど、場所によって開催日程が変わります。

12月の週末は、国内各地で数多くのクリスマスマーケットが開催されています。ツーリストインフォメーションやホテルのレセプションで確認をすると、地元に密着したマーケットを訪れることができるので、おすすめです。買い物の際、支払いはカードの利用もできますが、場所によっては難しい場合もあります。なので現金も用意しておくと良いでしょう。観光客が集中するので、スリや盗難に十分気をつけて、スウェーデンのクリスマスを楽しんでほしいと思います。
 

1915年から続く、伝統ある旧市街のクリスマスマーケット

ストックホルムのクリスマスマーケットで外せないのが、スウェーデン語でガムラスタンと呼ばれる旧市街の大広場で開催されるもの。昨年、イギリスのデイリー・テレグラフ社が選んだヨーロッパの特選クリスマスマーケットのリストにも名を連ねました。1915年に始まり、今なお多くの人々が心待ちにしている歴史の長い伝統的なマーケットです。旧市街の王宮のそばの広場という立地の良さに加えて、アドベントの前の週末から、クリスマスイブの前日まで毎日開催されているので、観光で訪れやすいのも嬉しいところ。毎日オープンと同時に多くの観光客はもちろんのこと、地元ストックホルムの人々でも常に賑わっています。

石畳の広場の中央にはクリスマスツリーが飾られ、周りに赤い屋台が立ち並んでいます。その中にはスウェーデンのクリスマスの定番の飲み物、グロッグの屋台ももちろんあります。香辛料の効いたホットワインは、松の実とレーズンが入っていて、ジンジャークッキーと一緒に飲むと、体が温まります。このほかにも、ラップランド地方の特産品や民芸品、工芸品にジャムやソーセージなどが並んでおり、見て回るだけでも楽しめる旧市街のマーケット。日本へのお土産もきっと見つかることでしょう。
＜DATA＞
■旧市街のクリスマスマーケット/Julmarknad i Gamla stan
2015年開催期間：2015年11月21日～12月23日 　
時間：11:00 ～18:00
料金：無料
アクセス：地下鉄ガムラスタン(Gamla stan)駅から徒歩5分
 

アイススケートリンクの横にある、"王様の公園"のクリスマスマーケット

NKデパートの向かいにある王様の公園(Kungsträdgården)のクリスマスマーケットは、開催されるようになって20年ほど経ちます。公園で見られる冬の風物詩といえば、アイススケートのリンク。そのリンクとステージのそばに屋台が並んでいます。12月1日からクリスマスイブの前日まで毎日開催されており、アイススケートをする老若男女を眺めながら、ジンジャークッキーとともにホットワインを飲めば、クリスマス気分が一層盛り上がります。クリスマスの飾りや帽子、お菓子などの屋台があり、楽しむことができます。

王様の公園のクリスマスマーケットを訪れたら、ぜひ立ち寄って欲しいのが、NKデパートのクリスマス・ショーウィンドーです。毎年第1アドベントの前週末にクリスマスをテーマにしたショーウィンドーが展示され、ストックホルムのクリスマスの伝統となっています。その年によって変わるテーマを見るために、マーケットのついでに仕事の帰りにと、ストックホルムの人々は毎年足を運びます。ぜひ、ご覧あれ！
＜DATA＞
■王様の公園のクリスマスマーケット/Julmarknad i Kungsträdgården
2015年開催期間：2015年12月1日～12月23日 　
時間：11:00 ～18:00ごろまで
料金：無料
アクセス：地下鉄クングストレードゴーデン(Kungsträdgården)駅から徒歩5分