成田一世シェフならではのクロワッサンとパン・オ・ショコラ
クロワッサン
層の一枚一枚が薄くデリケートに、かつ硬質に焼かれています。
外側の層はパリパリッとしているのに、内側はバターの香りがしみ出す艶のあるなめらかな層。「単にザクザクにしたかったらパイにすればいい。ミルフィユは100%ザクザクですね。でもクロワッサンはそうならない。なぜなら発酵の要素が入っているからです」パンであることの存在意義をもちながら、パイのようなパリパリ感。
外側と内側のコントラスト
その要素、芳醇な香りは生地の中のミルクごと発酵させることで、国産バターのポテンシャル以上の味を出せる、というのです。こういう考え方は、名店でパティシエの経験を積んできた成田さんならでは。
5重巻きになっている
一方で、パン オ ショコラ(300円)は三重。繊細な層と層に間隔があって、より空気感があります。口に含んだときに、生地の発酵バターがチョコレートと融合してガナッシュのような味に。
パン オ ショコラ
シャンパンを理想にしたバゲット
ミニバゲット
先端、中央、食感の違いが楽しめる
ミニ・バゲットをはじめ、Pain d'ESqUISSE for WAKOのパンはすべて、温めて食べてもらうことを前提に焼かれています。バゲットはレストランでは黙っていても最高の状態でサーヴされますが、家ではそれを自分でしないとなりません。
ミニ・バゲットは霧を吹いて、温めたオーブンやトースターで色が濃くなるまで焼くのがおすすめです。
ちなみに、クロワッサン、パンオショコラも温めるのが一番なのだそうです。くれぐれも、焦げないように注意して。