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映画ガイドが選んだ12月のオススメ映画ランキング(3ページ目)

2015年、最後の12月映画ランキングは、話題作がドカンドカンと公開されますよ!冬のデートに、冬休みのお楽しみに、映画館は暖かいですよ~。感動作あり、アクションあり、人気シリーズ『007』『スター・ウォーズ』の最新作あり!映画鑑賞する際の参考にしてくださいね!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

007と新SWに対抗する日本代表は嵐の二宮?

『007 スペクター』(2015年12月4日公開)

メキシコシティ「死者の祭り」である男を追いかけ始末するボンド(ダニエル・クレイグ)。その男の指輪には、とある組織のマークが……。ロンドンに戻ったボンドは、メキシコでの暴走を上司のM(レイフ・ファインズ)は叱責されますが、彼の行動には理由があったのです。それは亡くなった前M(ジュディ・デンチ)の遺言が関係しており……。

あいかわらずしょっぱなから息つく暇もないアクションの連続でヒヤヒヤさせられます。自分勝手な行動を取りがちなボンドですが、ダニエル・クレイグのクールなボンドは、なぜかすべてを正当化してしまうんですよねえ。もうちょっとユーモアがあってもいいかなと思いつつ、ボンドカーはじめ数々のアイテムや人物がボンドをサポートし、そして美しいボンドガール2名(モニカ・ベルッチ&レア・セドゥ)が華を添えて、苦み走ったダニエル・クレイグ版ボンドは今回も素敵です。(公式サイト

監督:サム・メンデス 出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス


『母と暮せば』(2015年12月12日公開)
母と暮せば

吉永小百合は品よく美しく、黒木華も好演。

1948年、助産婦として一人暮らしをしている伸子(吉永小百合)のもとに3年前に原爆で亡くなった息子の浩二(二宮和也)が現れます。「母さんがやっと僕のことを諦めたから、出てこられた」と笑いながら語る息子の亡霊。彼はたびたび出てくるが、気になるのは恋人の町子(黒木華)のこと。浩二は彼女を諦め切れない様子だけど……。

戦争の恐ろしさ、戦争が市井の人々に与えた悲劇を、母と息子の物語を通して山田監督は描いています。もともとは故・井上ひさしさんが長崎を舞台にした物語を作りたいと語っていた、その夢を山田監督が引き継いで映画にしたのです。語り口は穏やかですが、戦争の爪痕をしっかり描くことで、母と息子の幸福だった日々と悲劇をより際立たせています。吉永小百合、二宮和也、黒木華ほかキャストすべてが素晴らしい! たびたび涙腺崩壊しますので、ハンカチ必須、要注意です。(公式サイト

監督:山田洋次 出演:吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信、加藤健一ほか


『スターウォーズ/フォースの覚醒』(2015年12月18日公開)

『スターウォーズ/ジェダイの帰還』から30年後が舞台の『スターウォーズ』の新シリーズ。砂漠で家族を待ち続けるレイ(デイジー・リドリー)はある出会いで人生が大きく変化していきます。

前シリーズのマーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーも出演しているのが嬉しい。ハン・ソロ(ハリソン・フォード)がチューバッカと登場する2ショットの予告編に心躍った人は多いでしょう! 新キャラのドロイドBB-8やストーム・トゥルーパーの脱走兵フィン、そして十字のライトセーバーを駆使するカイロ・レン(アダム・ドライバー)とは……。

J・J・エイブラムス監督が『スターウォーズ』をどう描いたのか、秘密のベールが開かれるのはもうすぐです!(公式サイト

監督J・J・エイブラムス 出演:ジョン・ボイエガ 、デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、アンディ・サーキス、ドーナル・グリーソン、マックス・フォン・シドー、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミルほか
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