筋トレ・筋肉トレーニング/筋トレを始める前の基礎知識

筋トレのが効果でない!筋トレが効いてるか判断するには

筋トレをしていて、効果があまり出ないなと思っていませんか。現時点での体つきは日々のトレーニングの「成績表」でもあります。大切なのは、たとえ毎日少しずつであっても、正しいフォームで狙った筋肉に良質な刺激を与えていくこと。筋トレがちゃんと効いているか本記事を参考に判断してみましょう。

森 俊憲

執筆者:森 俊憲

筋トレ・筋肉トレーニングガイド

筋トレの効果でない……効果を判断するには、「体つき」を見てみよう

筋トレの効果が出ない?

筋トレの効果が出ない?


皆さんは、日常生活のなかに上手くトレーニングを取り入れられていますか?毎日少しずつ自宅で筋トレを続けている方、週に1度ジムでみっちり鍛えている方など、そのスタイルは様々でしょう。筆者は、ボディデザイナーとして、これまで9000名以上のフィットネスのカウンセリングや実践ポートを行ってきましたが、筋トレの方法(取り組むメニュー、実践状態etc.)や生活習慣は、その人の今の「体つき」によく表れていると感じています。

なんとなくトレーニングを行っているだけの人と、レベルの高いトレーニングをしっかりと行っている人とでは、当然体つきには差がついています。それでは、筋トレで効果が出る人と、出ない人とでは、どのような違いがあるのでしょうか?

<目次>  

筋トレの効果を高めるコツ1.正しいフォーム

筋トレの負荷をあげて、さらに回数も増やしてみる。すると、「自分はこんなにできる」という達成感を感じることもあるでしょう。
 
筋トレの効果は、「回数」と「負荷」に比例しません。

筋トレの効果は「回数」と「負荷」に比例しません。


その達成感、とても大切なのですが、反動や勢いを利用して動作していたとすれば正しい刺激は得られませんし、フォームが崩れていれば、効果も半減してしまいます。大事なのは、「どれだけ重いウェイトを使って回数を増やせたか」より、「正しいフォームを意識してゆっくりと、狙った筋肉をきちんと活用し、良質な刺激を与えていくこと」。どんな種目にも共通して言えるのは、「背すじを伸ばして胸を張り、腰を入れる」ということです。猫背になったり腰が引けていると、力が抜けてしまってせっかくの運動効果が得られません。
 
効果の高い筋トレのためには正しいフォームで「ゆっくり」が肝心

正しいフォームで「ゆっくり」が肝心


また、自宅でのトレーニングだけでなく、もしこの先どこかでマシントレーニングを行う際にも負荷の大きさ(ウェイトのレベル)を意識しすぎる必要はありません。
 

筋トレの効果を高めるコツ2.トレーニングする筋肉を意識する

筋肉を強化してメリハリのある体型をデザインするためには、狙った部位へ効果的な負荷を与えることが一番大切です。トレーニング中には「今、鍛えている部位」に意識を集中させてください。例えば、体幹を鍛え、お腹を引き締める人気トレーニングの「アブアイソメトリック」。ただ漫然と30秒間キープするのではなく、動作中は、ターゲットとなる筋肉、つまりお腹に意識を集中させてください。
 
人気筋トレ種目のアブアイソメトリック。動作中は、アプローチしたい筋肉を意識

人気種目のアブアイソメトリック。動作中は、アプローチしたい筋肉を意識


トレーニングには、「意識性」と言う点も大きく影響します。一流のアスリートになったつもりで、1つ1つの動作を大切にトレーニングしてみてください。そうすることで、トレーニングの目的意識もよりイメージしやすくなり、落ち着いた所作が正しいフォームにつながるはずです。
 

「筋トレの効果が出ない」を解消しよう!

一昔前は、「筋トレをやっている」と言うと、「やっていて楽しいレクリエーションスポーツでもないのによくやるね……」と、どちらかといえば冷ややかなトーンで言われることのほうが多かったような気がします。しかし、健康や体型管理の手段として、また、余暇の過ごし方の1つとして、「筋トレ」がずいぶん浸透したように思います。

働き盛りの男性は、体を鍛えることで、仕事のストレスが軽減するという方もいらっしゃるでしょうし、シニア世代の方にとっては、ジムが健康増進だけでなく、定年後の交流の場にもなっています。
 
自分らしい「筋トレスタイル」を見つけよう!

自分らしい「筋トレスタイル」を見つけよう!


何歳になっても、正しいトレーニングを繰り返すことによって、筋力は必ず進化成長できます。みなさんも日々集中力を持って、自分らしいトレーニングスタイルを作っていっていただければと思います。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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