まったく正反対の男と女
例えば、落ち込んだとき。女性はとにかく気持ちを外に出したい!と考える傾向にあります。話すことで不安な思いを和らげたい、と考えるのです。しかし男性は反対に自分の殻に閉じこもり、一人でいたい!と思います。女性は「何かあったのなら話して?」と聞きますが、男性は「ほっておいてくれ」とぶっきらぼうに答える。その態度にさらに女性は「心配しているのに」とたたみかけ、男性は「一人にしてくれよ!(こう答えてくれる時は稀。大抵は黙ったまま)」とエスカレート。こうして男女の仲が険悪になるパターンは、世界中で今日も繰り返されているのです。
メカニズムを知ったとしても……
男女の脳の違いからくる、こうした正反対の行動。それに関して、たくさんの参考となる書籍があります。まだ読んだことの無い人は、一度は目を通してみても良いでしょう。男女の行動の違いにおいて、どちらが正しいということはありません。ただ単に、どうする傾向にあるかという違いに過ぎないことを忘れないようにすることが肝心です。そしてその違いを知り、異性と接するときは違いを考慮した上でコミュニケーションをするのです。
とはいえど、自分にとって大切な人であればあるほど、それは難しくなります。つい感情的になってしまい、それが男女の傾向の違いと分かっていてもケンカに発展してしまうのが人情。知識を頭に詰めこんだだけでは、どうにもうまくいきません。