面白そうならイカでもいい

スプラトゥーンの図

まさに今、マリオじゃないけど頑張ってるタイトルがあるのです

マリオだったらなんでもいいというわけじゃない、というお話をしましたが、同時に、マリオじゃなくてもいい、ということも言えます。「Miitomo」が発表された「経営方針説明会 / 第2四半期決算説明会」」では、任天堂が4~9月の営業損益として、5年ぶりに営業黒字となった、という良いニュースも流れました。

その立役者となった2つのタイトルがあります。1つは「スーパーマリオメーカー」。歴代シリーズのマリオを使って、自分でステージを作れる、新しいマリオの提案です。やっぱりマリオか、と思われるかもしれませんが、もう1つのタイトルは、オンライン対戦型の3Dシューター、「スプラトゥーン」です。スプラトゥーンはマリオもゼルダも任天堂のあらゆるタイトルと全く関係のない新しいゲームでした。

スプラトゥーンは、2014年に世界最大のゲームイベント、Electronic Entertainment Expo(通称E3)で発表されると、瞬く間に世界中のゲーマーの注目を集めました。マリオでもなければゼルダでもないのに、です。しかしそんなことは関係なく、スプラトゥーンは、インクを撃ってステージの地面を自分たちのチームの色で塗り、その塗った面積で勝敗を競うという斬新なゲーム性が大注目されます。特に日本での人気は大変に高く、パッケージの出荷本数とダウンロード版を合計すると既に90万本を突破しているとのことで、年内の国内100万本が射程圏内となっています。

つまり、今まさに、どこからともなくやってきた見たこともないイカがガッツリと任天堂を支えているのに、マリオじゃないからガッカリなんていうのはどうなんだ、ということです。

任天堂がスマートフォンで何をしようとしているのか

スーパーマリオメーカーの図

スーパーマリオメーカーだって、単にマリオだから、というだけで売れているわけではなく、マリオのステージを自分で作れるという遊びの提案や、簡単自在にコースが作れる優秀なインターフェースがあってのことです

話をまとめますと、マリオでもゲームに面白さや驚きが足りなければ大成功は望めないし、マリオじゃなくても、面白ければ人気がでることもある、ということです。スマートフォンのゲームで無料で遊び始めることができる形であれば、マリオというだけで取りあえずダウンロードしてプレイしてくれる人は確かにかなりの数がいるでしょうが、これだけたくさんのゲームがリリースされていて、しかもそれぞれのゲームが毎日起動してもらえるようにあの手この手でユーザーの手のひらを一生懸命ひっぱっている現状で、マリオというだけで生き残れるかというとそんなに簡単な話ではないでしょう。

つまり、注目するべきはマリオなのか、ゼルダなのか、という点ではないのです。マリオでも、ゼルダでも、カービィでもカードヒーローでも全くの新規でも良いのですが、任天堂がスマートフォンで何をしようとしているのか、そこに注目するべきであり、マリオじゃなかったからガッカリ、というのはかなり的外れであると考えます。

その前提の上で、じゃあMiitomoの発表は何が良くなかったのか、ということを最後にお話したいと思います。