歴史の風格漂う古民家、窓から海を望む……思い出に残るとっておきカフェ
鎌倉を歩いて、休憩がてらお茶やお食事を。そんなとき、思い出に残る鎌倉らしいお店に入れたら嬉しいですよね。歴史の趣き漂う古民家カフェや、窓から海が見えるカフェなど、とっておきの3店をご紹介します。
日本庭園カフェ「鎌倉sasho」で落ち着く和のひとときを
「鎌倉Sasho」は、鎌倉駅にほど近い、趣ある路地にたたずむ古民家カフェです。鎌倉駅西口からまっすぐ歩き、紀伊国屋のある交差点で右折。そのまま進み、次の曲がり角、洋服屋さん「7WONDERS」向かいの小道を、左へ入りましょう。趣ある路地を進むと、右手に刃(やいば)稲荷、別名「正宗稲荷」があります。中世の刀鍛冶の名匠・正宗の屋敷にあったものだそう。正宗稲荷のさらに奥へ。静かな落ち着いた路地突き当り左手の純和風の邸宅、ここが「鎌倉Sasho」です。
歴史の風格漂うお宅。階段を登って、お店に上がらせていただきましょう。窓からは、緑豊かな日本庭園が見えます。昔ながらの、少しゆがみ感のあるガラス窓…昭和の昔に、タイムスリップしたような気分です。
お食事は、1つ1つ丁寧につくられた和食。まずは食前酒。このときは洋梨かラズベリーから選べました。甘い、果実の香りのお酒。そして、味わい深い季節のお食事の数々。半熟卵、赤崎牡蠣のマリネ、たたききゅうりの前菜、山芋入りのもずく酢に秋鮭の和風グラタン。主菜は豚バラ肉の紅葉煮、下にはジャガイモのピューレが敷いてありました。ご飯に汁物、お香の物まで手作りのお食事です。
具だくさんのお味噌汁はこっくりとしたいいお味。デザートには、チャイのシフォンケーキ。ふわふわのケーキにちょっとスパイシーの効いた、エキゾチックなお味。紅茶やコーヒーもついて2484円。
京都の庭師さんがつくられたという日本庭園は、芝生に木々が配された、心落ち着くお庭。秋にはタマアジサイが、斜面に咲いていました。
建物は昭和2年建築の、重厚感あるたたずまい。
開店日は不定期ですので、利用する際は、ぜひサイトで事前チェック&予約を。中国の茶芸師を招待したり、夏には流しそうめんなどのイベントも開催されるそうで、楽しみです。
すてきな、心落ち着く和の空間で、ゆったりと時を過ごして。和の空間でほっこり落ち着きたい2人なら、とっておきの隠れ家デートが楽しめるに違いありません。
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■鎌倉 Sasho
住所:鎌倉市扇ガ谷1-11
アクセス:JR鎌倉駅西口より徒歩約7分
TEL:0467-24-3233
ホームページhttp://cafesasho.blog.fc2.com/
Sasho周辺のおすすめスポット
Sashoを出たら、今度は左に進みましょう。素掘りのトンネルを経て突き当りを右に回ると、寿福寺前に到着。鎌倉五山第三位の格式高いお寺。緑がすがすがしい参道を歩けば、車の通る今小路に出ます。今小路からは左に進み、ウメやヒガンバナが美しい英勝寺を訪れたり、道なりに奥へ進み、しっとり静かな海蔵寺を訪れても。また、寿福寺そばの踏切を渡り、鶴岡八幡宮方面に抜けることもできます。
……「鎌倉Sasho」で過ごす、心落ち着くひととき。鎌倉らしい、歴史の趣を味わえるカフェです。